感染予防対策《マスク・消毒・手洗いについて》
感染予防対策 ≪マスク・消毒・手洗いについて≫
まだまだ、感染が広がり続ける新型コロナウイルス。
我慢な日々が続きますね。
以前にも感染予防対策について紹介させていただきましたが、その後も新しい調査結果や情報が発表されています。
皆様の日常生活に役立てていただけるように、新しい情報をこちらに追記して、更新していきたいと思います。
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着けていることが当たり前になった「マスク」も色々な種類があります。
すでにご存じの方も多いかもしれませんが、「飛沫に対する効果」について発表がありました。
“環境や状況に合わせて” 選んで頂く為に、参考にしてください。
例えば、病院を受診する時や、人の多い所へ出なければならない場合は、あれば不織布マスクを着けるなど・・・
不織布を使いたいけれど肌が荒れるとお悩みであれば、布マスクの上に不織布マスクを重ねるなども良いかもしれませんね。
当クリニックでは、患者様やスタッフの安心・安全のためにも、不織布マスク(サージカルマスク)+フェイスシールドやゴーグル、受付にはビニールカーテンを設置し、重ねての対策をしています。
※いずれも正しく着用した状態での結果です。
感染予防対策として、マスクで飛沫の掃き出し・吸い込みを軽減するとともに、目・鼻・口(特に口)からウイルスが身体に侵入することを防ぐ必要があります。そのためには手につくウイルスを減らす、ウイルスのついた手で口などを触らないようにする事が大切です。
人は1時間当たり、23回顔を触っているという研究データもあります。その44%が目・鼻・口の粘膜部位だそうです。(Kwok YL, et al. Face touching: a frequent habit that has implications for hand hygiene. Am J Infect Control. 2015; 43(2): 112–114. doi: 10.1016/j.ajic.2014.10.015) |
新型コロナウイルスの感染が広がるようになってから、これまでにない程、消毒・除菌を意識して過ごしてきた一年だったと思います。商品もたくさん出ています。
それぞれの特徴・有効性を意識して使用しましょう。
必ずしも細菌やウイルスを全滅させなければならないことはありません。
大きく分けると・・・
それぞれの用途や効果、消毒剤の種類と選び方にも気を付けて効果的な感染予防対策をしましょう。
ノロウイルスやアデノウイルスはエンベロープを持たないため、消毒用エタノールでは効果がありません。ウイルスによって効果が変わりますので、ウイルスの種類に合わせて消毒剤を選びましょう。
これらを参考にしていただき、あるもので出来る限りの対策をしていきましょう。どのウイルスも、身体に入っても必ず発症するわけではありません。何もしないよりは、少しでもウイルスを減らす方法、増やさない方法を心掛けましょう。
また、どの消毒方法においても、丁寧にすることが大切です。
「手洗い」も、殺菌・消毒と書かれたハンドソープを使っても、洗い残しがあれば細菌やウイルスは残っています。
『しっかり泡立てて、十分にもみ洗い、流水でしっかりすすぐ』ができていなければ意味がありません。
手洗いについては下記も参考にしてください。
https://www.asahi.com/articles/ASLDV0C8SLDTUBQU01T.html
消毒や手洗いは、こまめにするようにしましょう。 帰宅後・食事の前後・外にあるものに触れた時・目や鼻口に触れる前後などには、手指消毒・手洗いを心がけましょう。 ※丁寧にすることが大切です※ ハンドソープがない場所での手洗いでも、流水でしっかり洗い流すことで、ウイルスを減らすことはできます。 |
消毒も手洗いも、重ねて行う、繰り返し行うことも大切です。
油断せず、気を付けられることを一人一人が実践し、
「うつらない・うつさない」を意識して過ごしましょう。