blog-back

お母さん、体調不良をガマンしていませんか??

2019-07-17
テーマ:お知らせ

雨の日が多く蒸し暑い日が続いていますね。

ここ数日で気温もグッとあがり、本格的な夏が近づいているように感じられます。
まだ身体が暑さに慣れず、疲れがでやすい季節でもありますね。
皆様、体調の方はいかがでしょうか。

さて本日のスタッフブログは、タイトルの通り「体調不良を我慢していませんか?」
についてお話させていただきます。

当院の患者様で1番来院の多い年齢層はお子様なのですが、疲れがでやすいこの季節は
お父さん、お母さんがお子様からの風邪をもらいやすかったり、免疫力が低下して体調を崩しやすい時期でもあります。

お子様の熱や咳・鼻症状があれば、すぐにでも受診されるお父さん、お母さんですが、
ご自分のこととなると辛い症状も我慢して過ごされることが多いように感じられます。

実際に当院でも「子供の風邪がうつって治るだろうと我慢していたのですが、悪化する一方で・・・」と、ガマンの限界から受診される方もいらっしゃいます。
仕事や家事・育児で忙しくされて時間がないこと、小さな子供がいて診察できるだろうかと不案に思われることなどが理由かもしれませんね。

おばあちゃんやご主人と来院され、診察中にお子様を預かっていただいている様子もよくお見かけします。

当院では、そんなお子様連れの患者様に受診して頂きやすいように、スタッフがお子様を抱っこしたり、遊び相手・はなし相手になったりしながら、お父さん・お母さんに安心して診察を受けて頂けるよう、お手伝いさせていただいております。

体調不良を感じられたら無理をせず、早めに病院を受診してくださいね。
お父さん・お母さんが元気でいることは、お子様にとって何よりの安心につながります!
毎日を笑顔で過ごすためにも、ご自分の身体も大切にして下さいね!(^^)!

※特に平日の午前は、ゆっくり診察して頂ける時間帯となっております。

手足口病とヘルパンギーナ(大人も注意!)

2019-06-25
テーマ:お知らせ

当院ではまだ、今のところ大流行といった感じではありませんが、保育所や幼稚園によっては流行しているところもあり、全国的には手足口病の流行がみられています。

 

ところで皆さん、手足口病やヘルパンギーナってご存知ですか?

夏になるとよく出てくる感染症なのですが知っていますか?

子供さんのいらっしゃる方なら聞いたことがあるかもしれませんが、俗にいう『夏かぜ』のひとつです。夏に流行がよく見られるもので有名な感染症が3つあります。手足口病とヘルパンギーナ、あとプール熱(咽頭結膜熱)です。これらのことを3大夏かぜというように呼んだりもします。

 

今回はその夏かぜの中から手足口病とヘルパンギーナについてお話します。

 

①どんな症状の時に手足口病を疑うのでしょう?

その病名のとおりに 『手のひら・足のうら・口の中に水疱(水ぶくれ)』ができる病気です。
手・足・口の中だけではなく、口のまわりやひじやひざ、おしりにも水疱ができることがあります。熱は38℃以下の微熱であることが多く、熱が続くことはあまりなく、数日で解熱するすることが多いです。

発熱していて、のどが痛さのあるかぜ症状がある上に、手や足に水ぶくれが出来てたりすれば手足口病を疑います。まわりで流行があったり、手足口病の発疹を見たことがあったりすれば、病院でなくて自宅でも割と診断がつきやすい疾患です。

当院での自験例を参考してみてください。口の中は分かりにくいですが、口のまわりや手・足に水疱性の発疹が多くみられます。

 

 

手足口病は保育園・幼稚園に通っているのお子さんに多いのですが、小学生や大人でもかかることはありますので注意してください。

 

②どんな症状の時にヘルパンギーナを疑うのでしょう?

ヘルパンギーナは手足口病と違って病名からはちょっと想像しにくいですね。夏かぜといわれるように、熱が出て、のどが痛くなるのが基本の感染症になります。手足口病よりは38~40度の高い熱が出ることが多いですが、2-3日で解熱することがほとんどです。発熱と咽頭痛以外は特徴的な症状はあまりありません。しかし、ヘルパンギーナも夏に流行する感染症ですので、周りの状況と症状で疑います。

手足口病と同様に保育園・幼稚園に通っているのお子さんに多いのですが、ヘルパンギーナも小学生や大人でもかかることはあります。

 

③病院ではどうやって手足口病やヘルパンギーナと診断するのでしょう?

基本的に視診で診断します。難しく言いましたが、ようするに見て診断するのです。当院は耳鼻咽喉科ですので、口・のどをしっかり見て診断することが出来ます。血液検査やインフルエンザみたいに棒を突っ込んで診断することはありません。

ヘルパンギーナは口の奥である口蓋垂や口蓋扁桃のあたりに水泡ができることが多く、口の前方や舌にできることは少ない傾向にあります。一方、手足口病は舌や口の前の歯茎などに水泡が現れます。もちろん手のひらや指の間、足の裏などにも水泡があれば診断ができます。

ヘルペス性歯肉口内炎など口の中に水泡ができる疾患や手足に発疹の出る他の病気との区別をすること、まれにですが髄膜炎や脳炎などを合併すること、もあるので病院できちんと診断してもらってくださいね。

 

③治療はどうするの?

手足口病もヘルパンギーナもエンテロウイルス感染症です。どちらもエンテロウイルス属であるエンテロウイルス、コクサッキーウイルス、エコーウイルス、ポリオウイルスなどが原因である感染症のことです。エンテロウイルスには70種類以上の型があり、その中の種類にもよりますが、エンテロウイルス感染症では症状も似ていることが多いのです。

同じエンテロウイルス属であっても、ポリオウイルスとは異なるウイルスですので、残念ながらポリオワクチンでは効果がありません。また、ポリオ以外のエンテロウイルス属のウイルスにワクチンはないのが現状です。

ええっ??

なんか難しいですよね。難しいことは抜きにして、どちらもウイルスの病気なので、抗生物質は効果がなくて『治す薬はない』のです。ということは、自分の免疫力で治す病気なので、栄養を取ってしっかり休むのが一番の薬です。そうすれば1週間もあれば自然に治ります。

しかし、どちらも大人でもかかる疾患でウイルスの種類によっては、まれではありますが、重症化する場合があります。例えば、ヘルパンギーナは熱性けいれんが合併しやすいウイルスの場合があるといわれています。また、手足口病では脳炎や脊髄炎、ギランバレー症候群を起こすことがあるウイルスのタイプもあります。

もちろん、ほとんどの手足口病やヘルパンギーナでは重症化せずに自然治癒します。でも、注意は必要ですね。

手足口病やヘルパンギーナの感染経路は糞口感染あるいは飛沫感染です。ワクチンがないので、手洗いやうがいなどで予防をしましょう。

④いつから幼稚園・保育園に行っていいの?

学校保健安全法施行規則では手足口病もヘルパンギーナも第三種感染症に属しており、出席停止の期間は「病状により学校医その他の医師において感染のおそれがないと認めるまで」と定められています。

具体的に言いますと「熱が下がって、十分に食事がとれるようになったら」ということになります。手足口病の場合は発疹が消失することも目安の一つになります。第二種感染症のプール熱(咽頭結膜熱)は「主要症状が消退した後2日を経過するまで」となっていますので、手足口病やヘルパンギーナはずいぶん早く出席停止が解除になります。

ただし、糞便中に感染後1か月ほどはウイルスが排泄されるといわれていますので、出席停止が解除になっても全く感染しないということではありません。特におむつ替えの時やトイレでは、感染力は強くありませんが、しばらくは注意はしておいた方がよいでしょう。

手足口病やヘルパンギーナの感染経路は糞口感染もしくは飛沫感染です。ワクチンがない感染症ですので、手洗いやうがいなどで予防しましょう。

 

 

超音波ネブライザーのご紹介

2019-06-24
テーマ:お知らせ

こんにちは!
日によって、気温差があるこの時期、皆様の体調はいかがですか?

今日は、当院にある吸入器の「超音波ネブライザー」について、ご紹介します!

超音波ネブライザーとは、鼻や喉の炎症を抑える薬剤を超音波によって細かい霧状にして放出し、それを呼吸と共に吸い込むことで、気管や鼻の奥へ薬剤を送り込み、炎症を和らげることが出来る医療機器です。

当院では、3歳以上の患者様に対して、症状に応じて鼻用、のど用、アレルギー用の各ネブライザーにご案内しています。

鼻用、アレルギー用の場合は、器具を鼻の穴に軽く当てていただき、鼻で吸い込みます。
のど用の場合は、器具を口に軽くくわえるか、当てていただき、口で吸い込みます。

ネブライザーが苦手な小さなお子様に対しては、鼻と口が覆いかぶさるマスクを用いて吸入することも可能です。
薬剤は、苦い味がしたり、しみたり、熱かったりするものではありませんので、
ご安心下さいね!

また、ネブライザーの先端につける器具は、患者様ごとに新しい器具を取り付けており、薬剤は、毎朝、新しい薬剤に取り替えております。本体、ホースも毎日洗浄し、感染予防、清潔に気を付けております。

ネブライザーによる吸入療法は、症状の緩和に効果的です。
薬を使えない妊婦さんでも可能であり、多くの方が対象になります。

舌下・皮下免疫療法は今が始め時です!

2019-05-30
テーマ:お知らせ

本日のスタッフブログは、先日、院長のブログでも詳しく説明がありました”免疫療法”についてです(^-^)

当院で実際に1年以上、治療を受けていらっしゃる患者様より、たくさんのお声をお寄せいただきました。
興味はあるけれども、不安もある・・そんな患者様の参考になればと一部ご紹介させていただきます。

Q 治療開始にあたって悩んだこと。またどのように解消されましたか?

・本当に効果があるのか・コスト面が心配だったが、症状の酷い時期が軽くなり、1回数百円なのでさほど負担にならない(大学生)
・アナフィラキシーショック等について心配だったが、先生の説明と対応により解消された(小学生)
・長期間かかる治療なので始めるか悩んだが、回数を重ねると通院間隔が長くなり良かった(中学生)
・子どもが注射を嫌がるのではないかと心配したが、回数に応じてご褒美をするという形で解消した(小学生)
・効果がなかった時のことを考えると悩んだが、娘の症状を見てこのままではいけないのではないかと思い切って始めた(小学生)

Q治療を開始する前と後のイメージの違いはありましたか?

・注射を嫌がると思ったが、意外とすぐ慣れた。注射が平気になった(小学生)
・毎週通院できるか不安だったが、習い事のような感じで続けることが出来た(小学生)
・思っていた以上に効果を実感できた(20代男性)
・毎日続けられるか不安だったけど、曜日ごとにケースに入れて管理した(舌下免疫療法・小学生)

Q 免疫療法を他の方に勧めますか? 

勧める 40人

・よく効いていると思う。明らかに服用の回数が減った(38才女性)
・春の憂鬱感が減りました!その年によって症状は違いますが、とても酷い状態には
なりにくいので(40代女性)
・痛みもなく自宅で出来るので(舌下免疫療法・中学生)
・根治を目指せるので勧めたい(小学生)
・薬なしで症状が抑えられるから(40代男性)

 

勧めない・どちらでもない 13人

・子どもは症状が良くなってきたので治療を受けて良かったが、人によってどうかはわからないし、ずっと通院するのは大変なので勧めるか悩みます(小学生)
・小さい子は注射の痛みに耐えるのが難しい(小学生)
・毎日、忘れずにしないといけないので人には勧めない(舌下免疫療法・小学生)

以上 患者様のアンケートより

 

免疫療法は、手間と3~5年の期間が必要な治療法ではありますが、根治を目指せる治療法でもあります。

花粉症状も落ち着いてくるこの時期は、スギ花粉症の方にもダニアレルギーの方にも免疫療法を開始する良い時期となっております。また、ハウスダストのアレルギーをお持ちの方も免疫療法を開始されると秋には症状が楽になる可能性もあります。

ご興味のある方は当院にお気軽にご相談くださいね。
アンケートにご協力いただきました皆様ありがとうございました。

5歳からできるスギ花粉症の舌下免疫療法って知っていますか?

2019-05-16
テーマ:お知らせ

やっと、スギ・ヒノキ花粉が過ぎ去って、花粉症から解放された方も多い時期になりました。

まだ、鼻炎症状や目のかゆみが続く方は、スギ・ヒノキの花粉以外に反応しているかもしれませんね。まだの方は検査で調べてみてはいかがでしょうか?

 

ところで、免疫療法って知っていますか?

免疫療法は現在、アレルギーを治すことが出来る唯一の方法と言われている治療です。

アレルギーの原因となる物質(アレルゲン)を少量ずつ体内に取り込んで、アレルギー反応が起きにくい体にする治療です。

TVなどで食物アレルギーの子どもさんに牛乳を少しずつ飲ませて克服するといったニュースを見たことがありませんか?

これは経口免疫療法と言われる治療法です。

この治療の元になった治療法と言われるのがダニアレルギーやスギ花粉症に対する皮下免疫療法です。

実はこの皮下免疫療法、50年以上前の1963年から日本で行われている治療法なのです。ちなみに世界で一番最初に行われたのは100年以上さかのぼって1911年なのです。

しかし、その後、簡便で即効性のある抗アレルギー薬がたくさんの種類で出てくるようになって来ました。抗アレルギー薬などの利便性中心の治療になってしまいました。その結果、治癒の望める唯一の治療である皮下免疫療法を行っている病院・クリニックがさらに少なくなってしまい、どこでも受けられる治療ではない状況になったのです。

(もちろん、当院では皮下免疫療法を行っています)

そこで多くの病院・クリニックで行えるようにと出来た治療法が舌下免疫療法になります。

 

スギ花粉舌下免疫療法薬(シダトレン)

まず最初に2014年の10月よりスギ花粉症に対する治療薬であるシダトレンが使用可能になりました。

    

シダトレンは液体の薬を液体を舌の裏に滴下して行います。始めの2週間は増量期で、スプレー式の薬剤になります。

その後、垂らすタイプのパック式を継続いします。ただし12歳以上が対象になる薬剤です。

 

新しいスギ花粉舌下錠(シダキュア)が出てきたために、シダトレンは2021年3月31日で販売終了となります。当院でもシダトレンで治療されている方は随時、シダキュアに変更しています。

 

ダニアレルギー舌下免疫療法薬(アシテア、ミティキュア)

次に、ダニによる通年性アレルギー性鼻炎の治療薬であるアシテア、ミティキュアが2015年11月及び12月に使用可能になりました。こちらも使用開始時では適応年齢が12歳以上でありました。

この錠剤はミティキュアの見本になります。スグに砕けて溶けてしまう錠剤なので舌の裏にずっと残ることはありません。

黄色の3300(JAU)を1週間使用してから、10000(JAU)に増量して継続します。

このダニ舌下免疫療法薬も本年2018年の2月より12歳以上という年齢制限がなくなりました。

理屈上は何歳からでも使用可能になりましたが、WHOの指針から免疫療法の推奨年齢が5歳以上でもあり、当院では5歳以上の方を対象としております。

 

スギ花粉症舌下免疫療法薬(シダキュア)

さらに2018年6月29日に年齢制限のないスギ舌下免疫療法薬であるシダキュアが認可されました。

上記の写真のような錠剤型の治療薬です。

ミティキュア(ダニ製剤)と同様に2000(JAU)を1週間使用してから5000(JAU)に増量して、5000(JAU)を継続します。

こちらも5歳以上のスギ花粉症の方が適応になります。

今までは新薬ということもあり、発売後の投与制限のために2週間までしか投与できませんでしたが、2019年5月1日よりほかの薬と同様に2週間以上の投与が可能になりました。

また、シダトレンと比べても舌下に保持する時間が2分から1分に短縮されたこと、冷所保存の必要がなくなったこと、で使い勝手がよくなりました。さらに維持期の抗原量が2000(JAU)から5000(JAU)に増量されたことからより高い効果が期待できます。

 

ダニアレルギー、スギ花粉症の治療早見表

今までは12歳以上の中学生が対象であった舌下免疫療法という選択肢が5歳以上の小学生にも増えました。

選択肢が増えると「どの治療法を選んだらいいのか」が迷いますよね。当院での治療早見表を参考にしてみてください。

 

 

皮下免疫療法 VS 舌下免疫療法

また、皮下免疫療法と舌下免疫療法のちがいの早見表も参考にしてみてください。

大まかに言いますと「病院で行う治療が皮下免疫療法」で「家で行う治療が舌下免疫療法」です。

通院頻度の点からすると「はじめは頻繁に病院に行かなくてはならない皮下免疫療法」と「皮下免疫療法ほど最初は通院しなくてよい舌下免疫療法」、自宅での治療という点からすると「家では何もしなくてよい皮下免疫療法」、「家で毎日しなくてはならない舌下免疫療法」とも言えるかもしれません。

当院では皮下免疫療法も舌下免疫療法もどちらも行っております。

それぞれに特長がある治療になります。どちらの治療が良いということはありません。少なくとも3~5年は継続する治療ですので、自分にとって続けやすい治療を相談して決めていきましょう!

 

「令和」スタートしましたね!

2019-05-13
テーマ:食ブログ

こんにちは。

GWも過ぎ、新元号「令和」になり新しい時代が始まりましたね。

スギ、ヒノキ花粉のピークも過ぎ花粉症の方は落ち着いた頃ではないでしょうか。今年は特に酷かった⁈とお思いの方、来シーズンに向けて少しでも症状をおさえたい方はお気軽に当院にご相談下さいませ。

先月、スタッフの誕生日祝いで頂いたあまおうタルト🍓イチゴづくしで大満足でした。

カモガヤ花粉症と黄砂アレルギー?

2019-04-20
テーマ:お知らせ

ゴールデンウィーク・5月の花粉症とは?

だんだんと気温も上がってきて、過ごしやすい季節になってきましたね。花粉症の方もゴールデンウィーク明けの、あと2~3週間ぐらいでヒノキ花粉の飛散もおわり、嫌な季節が過ぎようとしています。

例年の傾向ではありますが、西宮あたりではバレンタイン過ぎてからゴールデンウィークまでの時期が花粉飛散期になります。そして「スギ花粉飛散のピークは春分の日前後」「ヒノキ花粉飛散のピークは桜が散り始めたころ」と2度、ピークがくるので一度3月下旬から4月上旬にマシになりますが、もう一山来ることに気をつけなければなりません。

 

ここでに皆さんが「花粉症」と言っているのは何花粉の事なんでしょうか?

あくまでも「花粉症」というのは「スギ・ヒノキ花粉症」を略して言っているのではないでしょうか?

もちろん「スギ花粉症」だけの人は4月上旬までで症状が落ち着きますし、少数派になりますが、「ヒノキ花粉症」のみの人は3月下旬から症状が出現します。

他に「自分の花粉症は他の人より長く続くタイプ」という花粉症はカモガヤ花粉症かもしれません。

 

カモガヤ花粉症とは

カモガヤとはイネ科の雑草で武庫川の河川敷や公園や道路わきなどどこにでも生育しています。5~7月に開花するためゴールデンウィークから梅雨頃の時期に花粉症症状が出ます。

イネ科花粉症と共通に使われることが多いのは他のイネ科植物であるハルガヤ・オオアワガエリ・ギョウギシバなどの花粉にもカモガヤ花粉症は多くの人が反応してしまうため「カモガヤ花粉症=イネ科花粉症」と同じ意味で使われることが多いのです。

ちなみにイネ科と聞くと「秋」と連想しますが、あくまでも「花粉が飛ぶ時期=花の咲く時期」であるので、イネ科花粉症は初夏の花粉症の代表になります。ただし、多くのイネ科植物と共通するために場所によっては9、10月ごろにも症状が出る場合があります。

また、スギ・ヒノキ花粉のような背の高い樹木の花粉は風にのると数十Km以上と以上に遠くまで飛びますが、背丈が1m前後の雑草であるイネ科は数十mから数百mしか飛びません。

ですのでスギ・ヒノキ花粉からはなかなか逃げ切れませんが、イネ科花粉からはうまくいけば逃げれるのです。そういう意味でイネ科花粉症はスギ・ヒノキ花粉症より抗原回避の効果が高い花粉症といえるのです。

 

花粉-食物アレルギー症候群(口腔アレルギー症候群)も注意です

カモガヤやオオアワガエリなどのイネ科花粉症の人はメロンやスイカでのどがイガイガすることがあります。

イネ科花粉症の中でもプロフィリンというタンパク質にアレルギーをもつ場合は同じくプロフィリンが含まれる果物や野菜に反応してしまう事があるのです。メロンやスイカ、セロリなどでのどがイガイガするのはそのためと考えれています。

プロフィリンは熱や酸に対して弱いので加熱・加工すれば症状が出ない場合が多く、胃酸の影響を受けない口から喉の症状が多くアナフィラキシーなどの全身症状が出ることは少ないと考えられています。

 

イネ科花粉症の治療は現在のところ免疫療法のエキスがありませんので、対症療法である薬の治療またはレーザー治療のどちらかになります。

花粉症といっても花粉の種類によって、花粉対策も変わりますし、治療も変わります。まずは「何」花粉症であるのかを調べるところから治療は始まりますので、きちんと診断をつけましょう。

 

黄砂アレルギー?

この時期にもう一つ花粉症に関連するのが黄砂になります。黄砂は主に中国の砂漠地帯地方(ゴビ砂漠・タクマラカン砂漠など)や黄土地帯の砂塵が砂嵐となり、偏西風に乗って飛来して来ます。そのとおり道である韓国や日本に黄砂による影響を及ぼします。時期的には「2~5月の春」に飛んでくることが多いのでスギ・ヒノキ花粉症と重なって症状がひどくなります。

 

黄砂アレルギーと言われたりしますが、黄砂はアレルギーの原因であるアレルゲンではないのです。

では何でしょう?

実は黄砂はアレルゲンではなくて刺激物質なのです。

こんがらがってしまう原因は「アレルギー」という言葉にあります。アレルギーの人は花粉症やダニアレルギーのようにアレルゲンとして原因になっているものはもちろん、黄砂やpm2.5、温度差などの刺激物にも弱い過敏症でもあるのです。

要するに、過敏症まで含めて「アレルギー」と呼ぶか、

もっと広げて苦手なもの・拒否反応を起こすものまで「アレルギー」と呼ぶかによって違ってくるのです。

「アレルギー(花粉症)と過敏症(黄砂・PM2.5)の関係」

 

ですので、花粉症の人はもちろんのこと花粉症以外のアレルギーの人、鼻過敏症の人も黄砂に反応してしまうのです。

 

また、黄砂やpm2.5は花粉よりもサイズが小さいことが特徴です。

小さいと鼻や目などの入り口付近だけではなくて、狭いところ、すなわち気管などの奥まで入りやすいということになります。咳などの気道症状が出やすいということも注意が必要になります。

 

これからの時期にくしゃみや水鼻、眼のかゆみ、コンコンという乾いた咳をあれば、

それは・・・・・・   「カモガヤ花粉症かも、黄砂の影響かも」

それをきちんと見分けるためには検査が必要です。もしかしたらと思えば一度アレルギー検査をしてみましょう。

 

 

お知らせ

2019-04-13
テーマ:お知らせ

4/8(月)朝の情報番組『とくダネ』のお天気コーナーで、わしお院長が書かれたブログの内容が紹介されました!

ご覧になられた方いらっしゃいますか?

 

花粉もだいぶ落ち着いてきましたが、まだまだ油断はできません。花粉だけでなく、黄砂やPM2.5にも注意していきましょう。

 

 

今年から花粉症? ~スギたけじゃなくてヒノキも注意~

2019-04-01
テーマ:お知らせ

そろそろスギ花粉症の人も少し落ち着いてきた感じではないでしょうか? しかし、まだまだ油断は禁物です。

 

皆さんが「花粉症」というと(何?)花粉症のことを言っているのでしょうか?

診察の際も「花粉症です」といわれた患者さんに「なに花粉症ですか?」とたずねると「よく分かりません」とか「多分、スギです」とはっきりとしていないことが多く見られます。時期的には春の花粉症のことをいっていることが多いと思いますが、スギ花粉症だけではなくて、スギとヒノキの2つの花粉症のことを「花粉症」と言っているのが一番多いのではないでしょうか。

実は「スギはヒノキ科の樹木」です。それを聞くと、スギとヒノキ両方の花粉症があることは不思議なことではありませんよね。

 

スギとヒノキの花粉が飛ぶ時期は?

ではスギ、ヒノキの花粉飛散の時期はいつでしょう?

西宮市ではスギ花粉は2月下旬から4月上旬までのことが多いです。ということは、スギ花粉の飛散は終盤を迎えていて、あと1~2週間で飛散終了になりそうです。

しかし、ヒノキ花粉は3月下旬から5月上旬まで飛散します。これからがヒノキ花粉の本番です。あと1か月は油断禁物の時期が続くので、ヒノキの花粉症がある人はしっかりと対策をたてましょう。

スギ花粉と合わせると花粉症は「バレンタインデーからゴールデンウィーク」まで注意が必要になります。

 

「検査でなかった」のでヒノキ花粉症ではない?

よく「アレルギー検査ではヒノキはなかったので、ヒノキ花粉症はないです」といわれることがあります。果たして本当にそうなのでしょうか?

 

アレルギー検査というと現在、血液検査が中心です。では血液検査は何を調べているのでしょう?

血液検査では特異的IgEというものを調べています。簡単にいうとアレルギーの体質を調べているのです。しかし、この検査には2つの落とし穴があります。「検査が陽性でもアレルギーじゃない」場合と「検査が陰性であってもアレルギー」の場合があるということです。

検査が陽性でもアレルギーじゃない

「その特異的IgEがあればアレルギーでしょう」と思われるかもしれませんが、必ずしもそうではないのです。

アレルギーは感作と発症と2つの時期に分けられます。「準備段階の感作」と「症状が出てくる発症」ですが、感作と発症には時間差があり、必ずしも感作しているから発症しているとは限らないのです。あくまでも、アレルギーの体質というのは感作の状態であり、その感作を示す指標が特異的IgEとなります。血液検査は特異的IgEを調べる検査ですので、感作を調べる検査であって、アレルギーが発症しているかを調べる検査ではないのです。

症状があることがアレルギーである前提ですので、検査で陽性になっても発症していない場合はアレルギーではないということになります。これが「検査が陽性であってもアレルギーではない」という落とし穴の正体です。
診断上、アレルギーであるというには、検査が陽性であること、症状が出現する(している)こと、の2つがそろっていることが必要になります。

加えて、あくまでも血液検査は感作の状態を示すものですので、「検査の数値と症状の強い弱いとは比例しない」という点も誤解しやすいところです。症状の強い弱いに一番影響するのはアレルゲンの量です。花粉症では花粉の量が一番症状に影響するということです。そりゃそうですよね。

検査が陰性であってもアレルギー

さらに特異的IgEによってアレルギー検査の精度が違うという点も考慮しなければいけません。実はアレルゲン(アレルギーの原因物質)それそれによって検査精度が異なるのです。

スギとヒノキの検査を比べるとスギの方がヒノキより精度が高いのです。実際、ほとんどのスギ・ヒノキ花粉症の検査結果でヒノキよりスギの方が高くなっています。

検査精度が低い項目は検査上、陽性になりにくいという点が「検査で陰性であってもアレルギー」というもう一つの落とし穴の正体です。残念ながら、100%の精度の検査はないですし、アレルゲンの項目によっては検査結果の判断が異なることに注意が必要です。

ヒノキ科の樹木であるスギ花粉症があれば、ヒノキ花粉症の疑わなければならない理由がこの検査の精度にあります。ヒノキ花粉の飛散時期に症状がなくて検査でも陰性の人はヒノキ花粉症ではないといえますが、去年までにヒノキ花粉の本格飛散時期である4月にも症状があるスギ花粉症の人は検査でヒノキが陽性でなくてもヒノキ花粉症と診断されます。

この精度を上げるために食物アレルギーではアレルゲンコンポーネントという考え方が進んでます。アレルギーというのはタンパク質に対する反応ですので、より詳しく、より精度よく、するためにこのタンパク質(アレルゲンコンポーネント)のIgEを調べられるように徐々になってきています。

 

今年から花粉症?

今年から花粉症かも?という人も多いかもしれません。スギ花粉の多い年は新規発症の花粉症が多くなるともいわれています。また、発症から数年は花粉症の症状は酷くなるという傾向もあります。ですので、「この症状は花粉症かな?」と思った人はきちんと検査をうけて、正しい診断をうけましょう。

花粉症の症状は

では、どのような症状を花粉症と疑うのでしょうか?

花粉症の症状はくしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの鼻症状、目のかゆみ、目やに、充血などの眼症状、喉のかゆみ、喉の痛み、咳などの気道症状、皮膚のかゆみ、乾燥、荒れなどの皮膚症状など多彩にあります。

「風邪か花粉症かはわからない」というのはよくあります。実は花粉症の症状と「かぜ」の症状はほとんど同じです。わからなくて当たり前なのです。ではどのように見分けるのでしょうか?ポイントは「かぜ」っぽいか?です。

「かぜ」っぽい症状とは、喉の痛み、発熱、水鼻、黄鼻、咳などの上気道症状がいろいろと変化して出てくること、1~2週間でほとんどの症状がなくなること、です。

反対に「かぜ」っぽくない症状は、同じ症状が続いていること、症状が続いたり繰り返したりすること、になります。ほかに場所や時間帯によって症状に波があることも「かぜ」っぱくないですよね。

花粉症などのアレルギーの症状ではモーニングアタックといわれる朝にくしゃみや水鼻がひどくなることが良くあります。これも「かぜ」っぽくない症状と言えます。もちろん、眼症状や皮膚症状があれば、「かぜ」っぽくない症状ですので、花粉症の可能性はかなり高くなります。

花粉症(アレルギー)は慢性疾患

花粉症というとイメージしにくいかもしれませんが、花粉症は花粉アレルギーです。花粉症が「かぜ」と異なる点は、「かぜ」は急性疾患で、花粉症(アレルギー)は慢性疾患である、ということです。要するに花粉症は、「かぜ」と違って、長引いたり繰り返したりするのが前提です。花粉の飛散量に左右されますが、花粉症の可能性があるということは来年の春も花粉症がやってくるかもしれないということです。

花粉症の疑いがある人は症状がある間にきちんと診断をつけて、花粉症であった人は来年の準備をしましょう。

また、今年からスギ花粉症ということはヒノキ花粉症の可能性もあるということになるので、まだまだ注意が必要です。しっかりと対策と治療をしましょう。

 

 

 

 

 

 

アレルギー検査について

2019-03-20
テーマ:お知らせ

こんにちは。
3月中旬ですが、まだ肌寒い日が続きますね。

当院は、今、花粉症で来院される患者様がピークをむかえています。
平日午後や土曜日は、かなり混雑しており、お待たせし申し訳ございません。
火、水、金曜日の午前中が比較的空いております。

自分が、花粉症やアレルギー体質かどうかは、血液検査によって調べることが出来ます。通常は、腕から採血し、結果は約1週間後に判明します。
採血が難しい小さいお子様(目安:幼稚園以下)は、注射器を使わずに指先から簡単採血する簡易のアレルギー検査もございます。
簡易アレルギー検査は、約20分で結果がわかります。

自分の体質を知ることで、今後のアレルギー対策を考えることができますので、この機会に、ご興味のある方は、受付時か診察時にお申し出ください。