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まだ間に合う花粉症の治療 ~レーザー治療~

2019-01-21
テーマ:お知らせ

今年もそろそろ花粉症を気にしないといけない時期になってきました

兵庫県における2019年のスギ・ヒノキ花粉量は「去年と比べて同じ(90~110%)ぐらい」で、「この10年の平均と比べてやや多い(110~150%)」という予想になっています。

また、飛散時期も例年通りに2月の下旬から飛散開始して、スギ花粉が例年より少し早めの3月上旬にピークをむかえ、ヒノキ花粉はピークが4月上旬に迎えるようです。そして4月末からGWあたりで飛散終了になりそうです。

例年通りもしくは例年より早めにしっかりと対策を立てておいた方が良さそうですね。

 

花粉症の治療は3種類

では、花粉症の治療にはどのようなものがあるかご存知ですか?

大きく分けて 「次の3種類の治療」 があります

 

①薬による治療 ⇒ お薬で症状を抑える治療法

②レーザー治療 ⇒ アレルギー性鼻炎・花粉症レーザー手術

③アレルゲン免疫療法(皮下免疫療法、舌下免疫療法)  ⇒  アレルゲン免疫療法(皮下・舌下免疫療法)

 

しかし、これら治療は始める時期が異なっているのです

③のアレルゲン免疫療法はじっくり治療していく方法ですので、遅くても前年(2018年)の12月までに開始して、ようやく翌年(2019年)の花粉症に効果が期待できるものなのです。

ということは、残念ながら、今から始めても今年の花粉症には間に合わないといことになります。

しかし、アレルゲン免疫療法の効果は継続することによって高まっていくもので、さらに続けることによって、2年目には1年目より、3年目には2年目よりも効果を期待できる治療になります。

今年の花粉症が終わってから是非とも検討してみてください。うまくいけば完治することもできる治療のなのです。

 

花粉症の治療は花粉が飛び出す時期に近づけば、近づくほど治療の種類が減っていってしまうのです。花粉が飛び出して症状が出てしまえば、薬を飲むしかないということになります。今から間に合う治療は、レーザー治療と投薬治療しかありません。

言いかえれば、薬の治療以外にも、「まだレーザー治療が間に合う」という時期にもなります。

 

レーザー治療をする時期は?

ではレーザー治療はいつすればいいのでしょうか?

レーザー治療を行った直後はレーザーによる炎症の症状が出ます。個人差はありますが、特に最初の1週間は鼻づまりや鼻水などの花粉症のような症状が出ることがあります。ひどければ薬を飲んだりしますが、強い痛みが出ることはありませんので痛み止めが必要になることはまずありません。その後、粘膜は徐々に改善して3~4週間で落ち着きます。そのころよりレーザーの治療効果が期待できるようになります。

ということは花粉が飛び出す3~4週間前に行うのが一番よいのです。

         レーザー治療の効果出るまでの経過は

 

花粉が飛び出す3~4週間前とはいつでしょう?

現在の予想ではスギ花粉の飛散開始日は例年通りの2月20日ごろになってます。もちろん自然の話ですので予想通りにはいかないかもしれませんが、1月下旬から遅くても2月上旬にレーザー治療をするのはおススメとなります。

花粉飛散開始日というのは花粉が初めて飛ぶ日ではなく、1平方cm視野に1個以上の花粉が2日以上観測された場合の初めの日のことです。本格的に花粉が飛び始める日のことになります。ですので敏感な人は飛散開始日より前に花粉症の症状が出てもおかしくはないのです。毎年1月から症状が出始める人、またはもう症状が出ている人は出来るだけ早くレーザー治療をしましょう。

ちなみに花粉が初めて飛ぶ日は初観測日といいます。

 

もちろん、花粉症だけでなくダニアレルギーなどのアレルギー性鼻炎にもレーザー治療は効果的です。

どのタイミングでどのような治療を計画的に行うかを判断するために治療前にアレルギー検査を行いましょう。

アレルギー検査について♬

 

レーザー治療のコストは

レーザー治療は自費診療ではなく、保険診療の適応になります。3割負担の方ですと、術後の投薬の有無によりますが10000円前後の負担となります。

鼻の処置が苦手でなければ何歳からでも可能ですが、平均的に小学校高学年ぐらいから適応になることが多いです。

レーザー治療の副作用は?

レーザー治療の大きな副作用はレーザー照射後に「一時的な鼻症状の悪化(鼻水が出たり、鼻づまりがひどくなったり)」です。「全然平気だった」という方もいますので、全員に起こるわけではなくて個人差はありますが、およそ1週間ほどで軽快します。その間にひどければ抗アレルギー薬を使用することによって症状緩和が出来ます。

また、照射後の痛みが気になるかもしれません。

しかし、ほとんどの方に痛みがありませんので鎮痛剤の投与はしておりません。痛み止めはいらないのです。

どんな人がレーザー治療に向いているのでしょう?

①去年(2018年)シーズンに薬が効果的ではなかった人

②眠気など、薬の副作用が気になる人

③妊娠中や授乳中のため、薬を飲みたくない・飲めない人

 

レーザー治療は薬では効果が出にくい鼻づまりに対して効果的な治療です。また、花粉症の薬は眠たくなることがよくありますが、その心配もありません。もし、薬を併用する場合でも今まで効かなかった薬の併用で効果が来た出来るのです。

鼻の中の麻酔のみで出来る治療ですので、妊娠中(もちろん授乳中も)でも心配なくできます。

その他にあまり病院に通院することが難しい方にも向いているかもしれません。

 

レーザー治療以外の治療も含めての花粉症治療のフローチャートを参考してみて下さい。

 

当院でのレーザー治療は予約制ではありませんので、治療方針を相談の上、その日のうちにレーザー治療はすることが可能です。お気軽にご相談ください。

「わしお通信 No.25/2018年1月」はレーザー治療についてになりますので参考にしてみてください。

わしお通信No.25/2018年1月   ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

              わしお通信トップページ

インフルエンザの流行

2019-01-21
テーマ:お知らせ

今週に入り、全国的にインフルエンザが流行しており、当院でも患者数が急増しています⚡⚡

インフルエンザのお薬は、発症から48時間以内に服用しないと効果が期待できないとされていますので、

お熱が続いたり、少しでも調子が悪いと感じられましたら、早めの受診をおすすめします。

 

そして わしお耳鼻科では毎月のミーティング時に誕生月のスタッフがいると、ケーキ🍰でお祝いをしています。

今月の対象者は、年男のわしお院長でした🐗🐗🐗

 

今月から新たにスタッフも入職し、今後もより一層チームワークを大切に、スタッフ一同頑張っていきます!

 

新年、明けましておめでとうございます

2019-01-05
テーマ:お知らせ

明けましておめでとうございます

昨年も2017年に続いてインフルエンザワクチンが安定供給できずに充分にご期待通り接種が出来なくなり、ご迷惑をお掛けいたしました。

現在はどなたでも接種可能な十分な量のワクチンを確保しております。

今シーズンはまだ本格的な流行は未だ見られずにおります。ただし、インフルエンザは毎年、1月下旬から2月にピークを迎えることが想定されています。

まだ接種されていない方・1回しか接種してない13歳未満の方は出来るだけ早めに接種をお願いいたします。

 

2019年は新しい年号に変わる年でもあり、亥年は個人的には年男でもあります。

さらにいろいろなことにチャレンジして、「すこしでも多くの皆様に喜んで愛されるクリニック」を目指して参ります。

ご要望などがあれば、遠慮なくスタッフにお申し付けください。

今年も わしお耳鼻咽喉科 をよろしくお願いいたします

インフルエンザ検査の活用法

2018-12-23
テーマ:お知らせ

今週に入ってインフルエンザの患者さんがちらほら現れました。現在のところA型の方ばかりです。例年、冬休みに入ると一旦落ち着く傾向にありますが油断は禁物です。

やはり、例年通りに本格的な流行は1月中旬から下旬~2月になりそうです。

今はまだまだ流行といった感じでありませんが、今のうちにインフルエンザの診断をおさらいしてみましょう

 

インフルエンザの診断

インフルエンザの診断は「自覚症状」、「周りの状況」、「迅速検査」の3つの柱で行います。

自覚症状は急激な高熱、頭痛、悪寒、関節痛などに咳やノドの痛みなどです。

しかし、インフルエンザ以外の感染症などでも同様の症状が出ることもあります。溶連菌やアデノウイルス感染症もノドの痛みや高熱を訴える病気ですし、マイコプラズマ感染症は高熱と咳が特徴的な症状になります。

また、反対に微熱や熱がない場合、あまり症状がひどくない場合でインフルエンザの時もあります。

ですので、診断の精度を上げるためには周りの状況というのは大切なポイントになります。学校や幼稚園・保育園でどんなん病気が流行っているかは大事な情報となります。もちろん、まずは流行っている病気から疑うことになりますので・・・

じゃあ次はインフルエンザの検査、っと その前に病院で特に耳鼻咽喉科では視診という大切な情報があります。

視診というのは文字とおり視た診察ということです。インフルエンザでは「あまりノドが赤くならない」のが特徴と言えるでしょう。

ものすごくのどが赤くなったり、膿が付いたり、していれば、「もしかしたらインフルエンザではないかも?」という判断でインフルエンザの検査より別の検査を優先することもあります。

 

インフルエンザの検査

実はインフルエンザの検査に限らず、どの検査においても偽陽性、偽陰性という結果が出てきます。

インフルエンザの検査の場合、偽陽性とはインフルエンザではないのに検査で陽性になることです。インフルエンザに限っていえば、ほとんど見られない結果ですので無視して良いと考えます(表で\の部分)。もう一つの偽陰性とはインフルエンザだけど検査で陰性になることです(表では黄色の部分)。これは十分あり得る結果です。

残念ながら、偽陰性を少なくする方法としては、疑いがあれば、何回も検査をすることになります。

しかし、治療のことを考えると48時間以内に抗インフルエンザ薬を使わないと効果的ではないため、検査を診断をつけるためだけに行うのは疑問が残ることになります。

ですので、偽陰性が起こることを想定に入れて検査や治療を行うことが大切になります。

ときどき、「インフルエンザではないかを検査で調べてほしい」という事があります。

しかしながら、どんな検査も100%の精度であることはないので、迅速検査では「陽性だからインフルエンザ」といえても「陰性だからインフルエンザではない」とは言えないのです。

あくまで「インフルエンザかどうかを調べる検査」なのです。

仮に陰性になったとしても、自覚症状の経過や周りの状況に気をつけながら、可能性があれば発症48時間以内なら再検査も考える必要があります。

また、発症から12時間以上経過すれば必ずインフルエンザなら陽性になるということでもありません。反対に12時間以内ならインフルエンザでも全く検査が陽性にならないということでもありません。可能性の話ですので12時間以内でも陽性になることはいくらでもあります。

周りの状況が流行しているような場合、早期治療が効果的なインフルエンザは積極的に検査を行う方が良いと考えます。

12時間以内の精度を上げるために高感度のインフルエンザ迅速検査を採用していますので早めの検査をおススメします。

また、2019年度の「わしお耳鼻咽喉科 カレンダー」を作成いたしました。

受付においておりますので、ご自由にお持ち帰り下さい

 

年末年始休診のお知らせ

2018-12-14
テーマ:お知らせ

こんにちは😊

気付けば12月も半ばに入り、もうすぐクリスマスですね🎄🎅

つい最近まで暖かい日が続いていたので、突然の寒さに体調を崩されている方も多いのではないでしょうか。

当院は、12月29日から1月4日までお休みさせていただきます。

まだまだ、寒い日が続きますが、皆さま体調にお気をつけて、良い年をお迎え下さい。

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★緊急お知らせ★12/8(土)インフルエンザ予防接種受付け致します

2018-12-06
テーマ:お知らせ

先日も当ブログにてお伝えさせていただきましたインフルエンザ予防接種に関し、今週末12/8(土)の対応につきましてお知らせ申し上げます。

 

12/8(土)に限り、年齢制限を設けずどなたでも接種していただけます

 

今週末にワクチンの入荷が見込めますので、お子様に限らず13歳以上の方や、今シーズンはまだ接種を受けられていない13歳未満の方も受け付け可能でございます。

(但し、1歳未満のお子様は小児科にて接種下さい)

 

ご希望の方は、12/8(土)当日にWEB順番予約にて【インフルエンザ予防接種】【診察+インフルエンザ予防接種】をご選択ください。

 

インフルエンザワクチンの入荷につきましては、引き続き不安定な状況ではございますので、来週以降はご迷惑をおかけして申し訳ありませんが、以下の方のみのワクチン接種とさせて頂きます。

① 12月6日現在に当院で予防接種の予約をしていただいている方

予定通り接種いただきます。ご連絡させて頂いておりますように15時20分にご来院ください。

 

② 当院で1回目の接種をして頂きました13歳未満の方(2回目希望の方)

ワクチン接種が集中しないように、予約をして頂いてから接種させて頂きます。お手数をおかけしますが、受付にお申し出いただくか、お電話でお問い合わせ下さい。

①②共に接種時間は診察時間内も含めて対応させて頂きます。

 

安定した入荷が認める状況になり次第、13歳未満の1回目接種の方、13歳以上の方、の接種をさせて頂く予定でございます。

誠に申し訳ありませんが、ご理解の程よろしくお願いいたします。

また、ワクチンの入荷状況が変わり次第、随時ご連絡させて頂きます。

 

申し訳ありませんが、インフルエンザワクチン接種を制限させて頂きます

2018-11-30
テーマ:お知らせ

出来るだけ多くにの方にインフルエンザワクチンを接種して頂けるように努めてまいりましたが、安定してワクチン入荷が望めない状況になってしましました。

周辺医療機関も同様の状況であることが予想され、当院に接種希望の方が集中してるために、さらに不安定な接種状況になってしましました。

皆様にはご迷惑をおかけして申し訳ありませんが、当面は以下の方のみのワクチン接種とさせて頂きます。

 

① 11月29日現在に当院で予防接種の予約をしていただいている方

予定通り接種いただきます。ご連絡させて頂いておりますように15時20分にご来院ください。

② 当院で1回目の接種をして頂きました13歳未満の方(2回目希望の方)

ワクチン接種が集中しないように、予約をして頂いてから接種させて頂きます。お手数をおかけしますが、受付にお申し出いただくか、お電話でお問い合わせ下さい。

接種時間は診察時間内も含めて対応させて頂きます。

 

安定した入荷が認める状況になり次第、13歳未満の1回目接種の方、13歳以上の方、の接種をさせて頂く予定です。

誠に申し訳ありませんが、ご理解の程よろしくお願いいたします。

また、ワクチンの入荷状況が変わり次第、随時ご連絡させて頂きます。

開院7周年の御礼

2018-11-11
テーマ:お知らせ

西宮市瓦林町で2011年11月11日に開院して7年が経ちました。
たくさんの患者様やスタッフとの出会いがあって、あっという間の7年間でした。
『この出会いに感謝』であります

 

2018年はアレルギー専門医である耳鼻科医としてアレルギーの正しい理解を地域の皆様に

少しでも伝えれるように当院オリジナルリーフレットであるアレルギーマーチを作成いたしました。

また、このブログ内でもアレルギーの知識を中心に様々な情報を「分かりやすく、詳しく」を考えて更新してきました。

さらに、より良いクリニックにするために、皆様の声を少しでも聴けるように意見箱も設置しております。

 

今後も地域の皆様の健康を守るために「正しい情報」を伝え、「新しい医療」を提供できるように

いろいろな新しいことにチャレンジして、愛されるクリニックを目指して頑張ってまいります。

 

 

 

 

「風邪か?アレルギーか?」と「風邪も、アレルギーも」

2018-10-27
テーマ:お知らせ

最近になって朝、晩の気温が下がってきましたね。寒暖の差が大きくなっています。

「風邪ひいた」という人が多くなっているのでないでしょうか?

「風邪をひく」というのはよく使う表現ですよね。ではどんな時に使うのでしょうか?

鼻が出たり、咳が出たり、熱が出たり、のどが痛くなったり、などなどの症状があるときに使いますね。

ここで少し「風邪」について整理をしてみましょう。

 

風邪って何だろう?

「風邪ってなんでしょう?」って改まって聞かれると答えにくいですね。実はそれは医者も同じなのです。

そこでちょっと風邪について考えてみましょう。

 

実は風邪には二つの意味があります。

➊ウイルス性上気道炎(狭い意味での風邪)

❷症状を表す疾患でいろんな病気の集まりのこと(広い意味での風邪)

皆さんはどちらの意味で使っているのでしょうか?

➊の意味は「ウイルスが原因」で「鼻やノドに炎症」が起こるということです。医学書ではこのウイルス性上気道炎のことを風邪(症候群)としていることが多いです。ではどのようにしてウイルス性上気道炎は診断するのでしょうか?

 

ウイルスが原因ってどうすればわかるの?

風邪(ウイルス性上気道炎)の原因となるウイルスは季節によっても変わりますが、ライノウイルス、コロナウイルス、パラインフルエンザウイルス、RSウイルス、インフルエンザウイルス、アデノウイルスなどの順で多いと言われています。

「ええっ、RSウイルス、インフルエンザウイルス、アデノウイルスも風邪なの」と思った人もいるかもしれません。実は症状が軽ければ風邪(ウイルス性上気道炎)の中に入っているのです。

診断としてはRSウイルス、インフルエンザウイルス、アデノウイルス、ヒトメタニューモウイルスは迅速簡易抗原検査で判断することが多いですが、それ以外のウイルスは血液検査でウイルス性かどうか判断します。(血液検査ではどのウイルスかは分かりません)

ただし、迅速抗原検査も血液検査も風邪の疑いがある人の全員にすべての検査をすることはあまり有意義ではありませんから、年齢や重症度、周りでの流行などを考慮してタイミングを図りながら行うことが多い検査になります。ですから、検査なしで風邪と診断した場合は「ウイルス性と思いますが・・・」ということになります。

 

その検査以外でウイルス性を疑うポイントがあります。それは症状です。

①鼻や咳などいろんな症状がある

②症状が変化する

③1週間から10日ぐらいで軽快し、繰り返さない

ということは「2週間前からずうっと鼻が出る」「1か月前から咳だけが続いている」などの症状はウイルス性ではないかもしれません。

 

上気道炎って?

病院などの診断で「〇〇炎」って言葉を耳にしたことはありませんか?

例えば、「肺炎」「気管支炎」「中耳炎」「副鼻腔炎」などです。これは「肺に炎症がある」、「気管支に炎症がある」、「中耳に炎症がある」、「副鼻腔に炎症がある」という意味で炎症の場所を表す病名になります。ということは上気道炎というのは「上気道に炎症がある」という意味です。

では上気道とはどこでしょう?簡単に言うと鼻・口から喉の奥までを指します。

鼻・口から肺までの空気が通る道を気道と言います。喉の奥までを上気道と気管から肺までを下気道と上下に分けています。

上気道の専門である耳鼻咽喉科では鼻・喉(口腔・咽頭)と喉の奥(喉頭)を診ることができますので、そこに炎症があるかどうかが視診で診断することができます。

 

結局、風邪って?

しかし、多くは「のどが痛くて、鼻や咳が出て、時に熱が出るなど」の症状があれば「風邪をひいた」といいますね。

ということは❷の意味で使っていることの方がよくあるのではないでしょうか。

これはウイルス性上気道炎以外の病気であっても風邪とよく似た症状(鼻や咳が出て、のどが痛くて、熱などある)があれば、なんとなしに風邪と呼んでいるということになります。

(場合によっては単に体調が悪いということを風邪と呼んでいるかもしれません)

なかなか病院でも風邪(ウイルス性上気道炎)とキチンと診断することは難しいのですから、医者の診断であっても風邪の意味はウイルス性上気道炎ではなくて

風邪っぽい症状がある色んな病気の集まりということのほうが多いのです。ここに風邪の診断で???になるポイントがあるのです。

例えば、熱が出て喉が痛くなる扁桃炎や鼻水が出る副鼻腔炎なども風邪(ウイルス性上気道炎)ではないかもしれませんが、風邪(症状的)と言われることがあるのです。

また、インフルエンザやRSウイルス感染症、溶連菌感染症なども風邪(症状的)と診断があっても間違いではないことになります。

 

風邪は「風邪(ウイルス性上気道炎)です」という意味より「風邪としてしばらく経過を診ましょう」ということです。

風邪(ウイルス性上気道炎)とは少し違うかなと判断すれば検査などを追加して、診断名が変わることがよくある話になります。

(例えば「風邪と言われたのに溶連菌感染症だった」などなど)

病院では2つの意味の風邪が混ざって話をしていることが多いので、今はどちらの意味で使っているかを整理すると分かりやすくなります。

 

アレルギーの症状は?

ではアレルギーにはどんな症状があるのでしょうか?

アレルギーにもたくさん種類があるのでここでは吸入性アレルゲンによる気道アレルギーを中心に考えてみましょう。

吸入性アレルゲンとは空中に浮遊していて吸い込むことによって気道にアレルギーを引き起こす原因のことを言います。例えば、花粉やダニ(ハウスダスト)などが主な吸入性のアレルゲンになります。中でも秋に多いのが(ヒョウヒ)ダニになります。ダニは1年中あるのですが、夏場に増えた生ダニが秋になって死んでいくので死ダニがもっとも秋に多くなるのです。

さらにダニの死がいやフンは花粉に比べて小さいために気道の奥(下気道)にまで入り込みやすいという特徴もあります。

下気道(気管や肺)でアレルギーが起こると咳という症状になります。

秋に多くなったダニの死がいやフンを吸い込むことによって鼻水や咳が出やすくなるのです。ということは、もしかしたら鼻や咳が出る症状があるためにアレルギー症状のことを風邪(症状的)と呼んでいるのかもしれないということになります。さらに、アレルギーによる鼻炎症状で鼻づまりがあると口呼吸になるために乾燥によるノドの痛みがあることもよくあるのです。

もう、そうなるとなおさら風邪(症状的)と言ってしまっても不思議ではないですね。

 

どうやってアレルギーと疑うのでしょうか?

風邪(ウイルス性上気道炎)とアレルギーとは見分けるのポイントは「風邪じゃないかも」と疑うことになります。

では、どんな症状が「風邪じゃないかも」と疑うポイントになるのでしょうか?

風邪(ウイルス性上気道炎)は長引いたり、繰り返したりしません。1週間から10日ぐらいで治ってしまうのが風邪(ウイルス性上気道炎)です。しかも、ウイルス性ですので、抗生物質は効きません。

とういことは「風邪をひくと長くなるのです」など1、2週間以上続くような場合や「季節の変わり目になると」とか「しょちゅう風邪を引くのです」など繰り返すような場合は「風邪じゃないかも」です。

また、「軽いけど咳がずっと続きます」、「鼻水がよく出ます」など同じ症状が続く場合も「風邪じゃないかも」です。

風邪(ウイルス性上気道炎)はいろんな症状が変化をしながら出現して治っていきます。

軽いのならより早く治るはずですから、軽い症状が続く場合も「風邪じゃないかも」になります。

もう一つ、症状に波があるのもアレルギーを疑います。時間による波(例えば、朝になると鼻や咳がでる)、日にちによる波、季節による波などです。場所による波も「風邪じゃないかも」と思わないといけませんね。

 

基本的には風邪(ウイルス性上気道炎)と気道アレルギーの症状はよく似ているので、「風邪か?、アレルギーか?」は経過をみて「風邪じゃないかも」と思うことがスタートになるのです。風邪は風邪だからアレルギーじゃないと思ってしまうと見つけられないのです。

 

風邪も、アレルギーも

では、どこまでを風邪と言いましょうか?

もちろん、ウイルス性上気道炎の①までは風邪ですね。アレルギーも鼻が出たり、咳が出たりするので、③は広い意味での風邪(症状的)の中に入ります。

ということはすべて風邪をひくと言っている可能性があります。

 

ではアレルギーのある人が風邪(ウイルス性上気道炎)にかかるとどう考えたらいいのでしょうか?

もちろん風邪ではありますよね。しかし、「風邪か?アレルギーか?」ではなくて「風邪も、アレルギーも」ということになります。

ということは風邪とアレルギーの両方のことを考えていかないといけません。

 

アレルギーのある人が風邪をひくとどうなるのでしょうか?

次の表は喘息を引き起こす誘因を調べたものです。一番多いのが感冒すなわち風邪であり、喘息の約7割のひとが経験しているというアンケートです。

簡単いうと「喘息もちの人が風邪をひくと喘息発作が出やすい」ということになります。

喘息は気道アレルギーの疾患として有名ですが、もう一つ有名なのが花粉症やダニ・ハウスダストで起こる(アレルギー性)鼻炎です。

アレルギーというのは過敏症でもあります。すなわち鼻やノドや気管などの粘膜が敏感な人という特徴があります。

「アレルギーの人が風邪をひく」というのはいいかえると「鼻やノドや気管が敏感な人が風邪を引く」ということになります。

そうなるとアレルギーのない人が風邪を引いた場合に比べて、鼻や咳がひどくなりやすかったり、長引いたりしやすい人が多くなります。

副鼻腔炎になりやすかったり、喘息発作が出やすかったり、という病態もこうゆうことかもしれませんね。

鼻が出たり、咳が出たりという症状ですので副鼻腔炎や喘息発作まで広い意味での風邪という意味でいっているかもしれません。

反対に鼻や咳が続いたり、ひどくなったりするのは、もしかしたらアレルギーがあるかも・・・

風邪(ウイルス性上気道炎)を検査で診断することは軽い症状でも風邪かも思うたびに検査をすることになるので現実的ではないでしょう。

一方、アレルギーの検査は何回もするわけではありませんので、「もしかしたら」と思ったら一度受けてみておくとはっきりしますのでおススメです。

 

結局はアレルギーがあることが分かっているの人が風邪を引くと「風邪か?アレルギーか?」と考えてしまうとややこしくなってしまうので、

「アレルギーの上にさらに風邪も」と考えると簡単になります。特に秋は風邪(ウイルス性上気道炎)も引きやすく、アレルギー症状も出やすい時期になるので気をつけましょう。

治療の面からもアレルギーの治療をするのか?風邪の治療をするのか?ではなくて、アレルギーの治療に風邪の治療を加えるということになり、すごく単純になります。

 

風邪も改まって考えてみるといろんな事が見えてきます。

「風邪は万病のもと」ということわざは「万病(いろんな病気の集まり)のことを風邪という」という意味と

「風邪をきっかけに他の病気が出てくる」という意味の2つを合わせたものなのでしょう。

 

 

 

 

インフルエンザの対策を!予防接種のお知らせ

2018-10-04
テーマ:お知らせ

最近すっかり涼しくなってきましたね。

皆様いかがお過ごしでしょうか。

 

今年も早いもので年末にかけてインフルエンザが流行し始める季節となりました。

当院では例年通り10月15日(月)よりインフルエンザワクチンの接種を開始致します。

診療時間内に接種される場合は事前予約は必要ございませんので、来院される当日に通常のWEB順番予約にて受付けをして頂ければ結構です。

10/15からはWEB順番予約で、「一般診療」「インフルエンザ予防接種」「一般診療+予防接種」を選択可能になります。

 

また、通常の診療時間帯の他に、月・火・木・金の15:30〜15:45には『予防接種のみ(診療なし)』の枠も設けます。

こちらはお電話もしくはご来院時に事前予約が可能ですので、お問合せ下さい。

 

接種費用など、詳細につきまして下記の通りです。

もちろん予防接種はひとつの安心につながりますが、日頃の手洗い・うがいの励行でしっかり予防していきましょう。

 

昨シーズンのインフルエンザについての記事はこちら👇

https://washio-jibika.com/blog/そろそろインフルエンザが・・・/