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舌下・皮下免疫療法は今が始め時です!

2019-05-30
テーマ:お知らせ

本日のスタッフブログは、先日、院長のブログでも詳しく説明がありました”免疫療法”についてです(^-^)

当院で実際に1年以上、治療を受けていらっしゃる患者様より、たくさんのお声をお寄せいただきました。
興味はあるけれども、不安もある・・そんな患者様の参考になればと一部ご紹介させていただきます。

Q 治療開始にあたって悩んだこと。またどのように解消されましたか?

・本当に効果があるのか・コスト面が心配だったが、症状の酷い時期が軽くなり、1回数百円なのでさほど負担にならない(大学生)
・アナフィラキシーショック等について心配だったが、先生の説明と対応により解消された(小学生)
・長期間かかる治療なので始めるか悩んだが、回数を重ねると通院間隔が長くなり良かった(中学生)
・子どもが注射を嫌がるのではないかと心配したが、回数に応じてご褒美をするという形で解消した(小学生)
・効果がなかった時のことを考えると悩んだが、娘の症状を見てこのままではいけないのではないかと思い切って始めた(小学生)

Q治療を開始する前と後のイメージの違いはありましたか?

・注射を嫌がると思ったが、意外とすぐ慣れた。注射が平気になった(小学生)
・毎週通院できるか不安だったが、習い事のような感じで続けることが出来た(小学生)
・思っていた以上に効果を実感できた(20代男性)
・毎日続けられるか不安だったけど、曜日ごとにケースに入れて管理した(舌下免疫療法・小学生)

Q 免疫療法を他の方に勧めますか? 

勧める 40人

・よく効いていると思う。明らかに服用の回数が減った(38才女性)
・春の憂鬱感が減りました!その年によって症状は違いますが、とても酷い状態には
なりにくいので(40代女性)
・痛みもなく自宅で出来るので(舌下免疫療法・中学生)
・根治を目指せるので勧めたい(小学生)
・薬なしで症状が抑えられるから(40代男性)

 

勧めない・どちらでもない 13人

・子どもは症状が良くなってきたので治療を受けて良かったが、人によってどうかはわからないし、ずっと通院するのは大変なので勧めるか悩みます(小学生)
・小さい子は注射の痛みに耐えるのが難しい(小学生)
・毎日、忘れずにしないといけないので人には勧めない(舌下免疫療法・小学生)

以上 患者様のアンケートより

 

免疫療法は、手間と3~5年の期間が必要な治療法ではありますが、根治を目指せる治療法でもあります。

花粉症状も落ち着いてくるこの時期は、スギ花粉症の方にもダニアレルギーの方にも免疫療法を開始する良い時期となっております。また、ハウスダストのアレルギーをお持ちの方も免疫療法を開始されると秋には症状が楽になる可能性もあります。

ご興味のある方は当院にお気軽にご相談くださいね。
アンケートにご協力いただきました皆様ありがとうございました。

5歳からできるスギ花粉症の舌下免疫療法って知っていますか?

2019-05-16
テーマ:お知らせ

やっと、スギ・ヒノキ花粉が過ぎ去って、花粉症から解放された方も多い時期になりました。

まだ、鼻炎症状や目のかゆみが続く方は、スギ・ヒノキの花粉以外に反応しているかもしれませんね。まだの方は検査で調べてみてはいかがでしょうか?

 

ところで、免疫療法って知っていますか?

免疫療法は現在、アレルギーを治すことが出来る唯一の方法と言われている治療です。

アレルギーの原因となる物質(アレルゲン)を少量ずつ体内に取り込んで、アレルギー反応が起きにくい体にする治療です。

TVなどで食物アレルギーの子どもさんに牛乳を少しずつ飲ませて克服するといったニュースを見たことがありませんか?

これは経口免疫療法と言われる治療法です。

この治療の元になった治療法と言われるのがダニアレルギーやスギ花粉症に対する皮下免疫療法です。

実はこの皮下免疫療法、50年以上前の1963年から日本で行われている治療法なのです。ちなみに世界で一番最初に行われたのは100年以上さかのぼって1911年なのです。

しかし、その後、簡便で即効性のある抗アレルギー薬がたくさんの種類で出てくるようになって来ました。抗アレルギー薬などの利便性中心の治療になってしまいました。その結果、治癒の望める唯一の治療である皮下免疫療法を行っている病院・クリニックがさらに少なくなってしまい、どこでも受けられる治療ではない状況になったのです。

(もちろん、当院では皮下免疫療法を行っています)

そこで多くの病院・クリニックで行えるようにと出来た治療法が舌下免疫療法になります。

 

スギ花粉舌下免疫療法薬(シダトレン)

まず最初に2014年の10月よりスギ花粉症に対する治療薬であるシダトレンが使用可能になりました。

    

シダトレンは液体の薬を液体を舌の裏に滴下して行います。始めの2週間は増量期で、スプレー式の薬剤になります。

その後、垂らすタイプのパック式を継続いします。ただし12歳以上が対象になる薬剤です。

 

新しいスギ花粉舌下錠(シダキュア)が出てきたために、シダトレンは2021年3月31日で販売終了となります。当院でもシダトレンで治療されている方は随時、シダキュアに変更しています。

 

ダニアレルギー舌下免疫療法薬(アシテア、ミティキュア)

次に、ダニによる通年性アレルギー性鼻炎の治療薬であるアシテア、ミティキュアが2015年11月及び12月に使用可能になりました。こちらも使用開始時では適応年齢が12歳以上でありました。

この錠剤はミティキュアの見本になります。スグに砕けて溶けてしまう錠剤なので舌の裏にずっと残ることはありません。

黄色の3300(JAU)を1週間使用してから、10000(JAU)に増量して継続します。

このダニ舌下免疫療法薬も本年2018年の2月より12歳以上という年齢制限がなくなりました。

理屈上は何歳からでも使用可能になりましたが、WHOの指針から免疫療法の推奨年齢が5歳以上でもあり、当院では5歳以上の方を対象としております。

 

スギ花粉症舌下免疫療法薬(シダキュア)

さらに2018年6月29日に年齢制限のないスギ舌下免疫療法薬であるシダキュアが認可されました。

上記の写真のような錠剤型の治療薬です。

ミティキュア(ダニ製剤)と同様に2000(JAU)を1週間使用してから5000(JAU)に増量して、5000(JAU)を継続します。

こちらも5歳以上のスギ花粉症の方が適応になります。

今までは新薬ということもあり、発売後の投与制限のために2週間までしか投与できませんでしたが、2019年5月1日よりほかの薬と同様に2週間以上の投与が可能になりました。

また、シダトレンと比べても舌下に保持する時間が2分から1分に短縮されたこと、冷所保存の必要がなくなったこと、で使い勝手がよくなりました。さらに維持期の抗原量が2000(JAU)から5000(JAU)に増量されたことからより高い効果が期待できます。

 

ダニアレルギー、スギ花粉症の治療早見表

今までは12歳以上の中学生が対象であった舌下免疫療法という選択肢が5歳以上の小学生にも増えました。

選択肢が増えると「どの治療法を選んだらいいのか」が迷いますよね。当院での治療早見表を参考にしてみてください。

 

 

皮下免疫療法 VS 舌下免疫療法

また、皮下免疫療法と舌下免疫療法のちがいの早見表も参考にしてみてください。

大まかに言いますと「病院で行う治療が皮下免疫療法」で「家で行う治療が舌下免疫療法」です。

通院頻度の点からすると「はじめは頻繁に病院に行かなくてはならない皮下免疫療法」と「皮下免疫療法ほど最初は通院しなくてよい舌下免疫療法」、自宅での治療という点からすると「家では何もしなくてよい皮下免疫療法」、「家で毎日しなくてはならない舌下免疫療法」とも言えるかもしれません。

当院では皮下免疫療法も舌下免疫療法もどちらも行っております。

それぞれに特長がある治療になります。どちらの治療が良いということはありません。少なくとも3~5年は継続する治療ですので、自分にとって続けやすい治療を相談して決めていきましょう!

 

カモガヤ花粉症と黄砂アレルギー?

2019-04-20
テーマ:お知らせ

ゴールデンウィーク・5月の花粉症とは?

だんだんと気温も上がってきて、過ごしやすい季節になってきましたね。花粉症の方もゴールデンウィーク明けの、あと2~3週間ぐらいでヒノキ花粉の飛散もおわり、嫌な季節が過ぎようとしています。

例年の傾向ではありますが、西宮あたりではバレンタイン過ぎてからゴールデンウィークまでの時期が花粉飛散期になります。そして「スギ花粉飛散のピークは春分の日前後」「ヒノキ花粉飛散のピークは桜が散り始めたころ」と2度、ピークがくるので一度3月下旬から4月上旬にマシになりますが、もう一山来ることに気をつけなければなりません。

 

ここでに皆さんが「花粉症」と言っているのは何花粉の事なんでしょうか?

あくまでも「花粉症」というのは「スギ・ヒノキ花粉症」を略して言っているのではないでしょうか?

もちろん「スギ花粉症」だけの人は4月上旬までで症状が落ち着きますし、少数派になりますが、「ヒノキ花粉症」のみの人は3月下旬から症状が出現します。

他に「自分の花粉症は他の人より長く続くタイプ」という花粉症はカモガヤ花粉症かもしれません。

 

カモガヤ花粉症とは

カモガヤとはイネ科の雑草で武庫川の河川敷や公園や道路わきなどどこにでも生育しています。5~7月に開花するためゴールデンウィークから梅雨頃の時期に花粉症症状が出ます。

イネ科花粉症と共通に使われることが多いのは他のイネ科植物であるハルガヤ・オオアワガエリ・ギョウギシバなどの花粉にもカモガヤ花粉症は多くの人が反応してしまうため「カモガヤ花粉症=イネ科花粉症」と同じ意味で使われることが多いのです。

ちなみにイネ科と聞くと「秋」と連想しますが、あくまでも「花粉が飛ぶ時期=花の咲く時期」であるので、イネ科花粉症は初夏の花粉症の代表になります。ただし、多くのイネ科植物と共通するために場所によっては9、10月ごろにも症状が出る場合があります。

また、スギ・ヒノキ花粉のような背の高い樹木の花粉は風にのると数十Km以上と以上に遠くまで飛びますが、背丈が1m前後の雑草であるイネ科は数十mから数百mしか飛びません。

ですのでスギ・ヒノキ花粉からはなかなか逃げ切れませんが、イネ科花粉からはうまくいけば逃げれるのです。そういう意味でイネ科花粉症はスギ・ヒノキ花粉症より抗原回避の効果が高い花粉症といえるのです。

 

花粉-食物アレルギー症候群(口腔アレルギー症候群)も注意です

カモガヤやオオアワガエリなどのイネ科花粉症の人はメロンやスイカでのどがイガイガすることがあります。

イネ科花粉症の中でもプロフィリンというタンパク質にアレルギーをもつ場合は同じくプロフィリンが含まれる果物や野菜に反応してしまう事があるのです。メロンやスイカ、セロリなどでのどがイガイガするのはそのためと考えれています。

プロフィリンは熱や酸に対して弱いので加熱・加工すれば症状が出ない場合が多く、胃酸の影響を受けない口から喉の症状が多くアナフィラキシーなどの全身症状が出ることは少ないと考えられています。

 

イネ科花粉症の治療は現在のところ免疫療法のエキスがありませんので、対症療法である薬の治療またはレーザー治療のどちらかになります。

花粉症といっても花粉の種類によって、花粉対策も変わりますし、治療も変わります。まずは「何」花粉症であるのかを調べるところから治療は始まりますので、きちんと診断をつけましょう。

 

黄砂アレルギー?

この時期にもう一つ花粉症に関連するのが黄砂になります。黄砂は主に中国の砂漠地帯地方(ゴビ砂漠・タクマラカン砂漠など)や黄土地帯の砂塵が砂嵐となり、偏西風に乗って飛来して来ます。そのとおり道である韓国や日本に黄砂による影響を及ぼします。時期的には「2~5月の春」に飛んでくることが多いのでスギ・ヒノキ花粉症と重なって症状がひどくなります。

 

黄砂アレルギーと言われたりしますが、黄砂はアレルギーの原因であるアレルゲンではないのです。

では何でしょう?

実は黄砂はアレルゲンではなくて刺激物質なのです。

こんがらがってしまう原因は「アレルギー」という言葉にあります。アレルギーの人は花粉症やダニアレルギーのようにアレルゲンとして原因になっているものはもちろん、黄砂やpm2.5、温度差などの刺激物にも弱い過敏症でもあるのです。

要するに、過敏症まで含めて「アレルギー」と呼ぶか、

もっと広げて苦手なもの・拒否反応を起こすものまで「アレルギー」と呼ぶかによって違ってくるのです。

「アレルギー(花粉症)と過敏症(黄砂・PM2.5)の関係」

 

ですので、花粉症の人はもちろんのこと花粉症以外のアレルギーの人、鼻過敏症の人も黄砂に反応してしまうのです。

 

また、黄砂やpm2.5は花粉よりもサイズが小さいことが特徴です。

小さいと鼻や目などの入り口付近だけではなくて、狭いところ、すなわち気管などの奥まで入りやすいということになります。咳などの気道症状が出やすいということも注意が必要になります。

 

これからの時期にくしゃみや水鼻、眼のかゆみ、コンコンという乾いた咳をあれば、

それは・・・・・・   「カモガヤ花粉症かも、黄砂の影響かも」

それをきちんと見分けるためには検査が必要です。もしかしたらと思えば一度アレルギー検査をしてみましょう。

 

 

お知らせ

2019-04-13
テーマ:お知らせ

4/8(月)朝の情報番組『とくダネ』のお天気コーナーで、わしお院長が書かれたブログの内容が紹介されました!

ご覧になられた方いらっしゃいますか?

 

花粉もだいぶ落ち着いてきましたが、まだまだ油断はできません。花粉だけでなく、黄砂やPM2.5にも注意していきましょう。

 

 

わしお耳鼻咽喉科 TEL: 0798-56-8733 兵庫県西宮市瓦林町20-13
【診察】午前8:45~12:00 午後15:45~19:00【休診日】水曜と土曜の午後 日曜・祝日