2023年のスギ花粉情報 ~インフルエンザ、新型コロナにも気を付けて~
目次
今年もそろそろ花粉の季節がやってきます。2023年の花粉飛散はどんな感じなのでしょうか?
一言でいえば、「多そうなのでしっかりと対策を」です。また、まだまだコロナもありますし、今年はインフルエンザもあります。
それぞれの対策をしっかりとたてる必要がある時期です。
2022年と比べて2023年は「多い」予想
日本気象協会、ウェザーニュース、どちらも2022年と比べて多い予想となっています。
例年(過去10年平均)と比べても2023年は「多そう」です
日本気象協会、ウェザーニュース、どちらも例年(過去10年平均)と比べても多そうな予想となっています。
花粉の飛び始めは2月20日ごろ
スギ花粉の飛散開始日は例年バレンタインが過ぎたころになります。日本気象協会での飛散開始日の予想は2月22日となっています。
ここでいう飛散開始日は初観測日とは異なることに注意が必要です。(詳しくは花粉の飛び始めとは ~2020年の予想~)
少なくとも花粉飛散開始の2週間前には花粉対策の準備が必要です。まだの人は早めに受診をしましょう。
ちなみにヒノキ花粉の飛散開始日は3月下旬が多いですが、4月上旬まではスギ花粉が飛散するので、3月下旬から4月上旬はスギ花粉とヒノキ花粉が混ざった状態になります。
花粉飛散のピークはスギで3月上旬、ヒノキは4月上旬
過去5年の状況からすると、スギ花粉飛散のピークは3月上旬に迎えることが多いようです。しかし、年によるばらつきがありますので2月下旬から4月上旬まで注意が必要です。
ヒノキ花粉飛散のピークはスギ花粉ピークの1月後である4月上旬に迎えることが多いようです。こちらも、年によるばらつきがありますので3月下旬から4月下旬まで注意が必要です。
インフルエンザも新型コロナも頭に入れながら花粉対策を
軽いインフルエンザ、軽い新型コロナ(COVID-19)とアレルギー(花粉症)と症状にあまり差がありません。ましてや、もともと花粉症などのアレルギーがある人が新型コロナやインフルエンザに罹った場合はもっと区別がつかなくなってしまいます。
調子が悪くなる前でもアレルギーや花粉症は診断できる場合があり、治療も早めに行った方が効果的になります。まずは専門の病院でキチンと診断をしてもらいましょう。
この記事を書いた人
わしお耳鼻咽喉科 院長 鷲尾 有司
地域の皆様に少しでも貢献したいという思いを抱き、2011年11月11日に「わしお耳鼻咽喉科」を開院。
アレルギー治療を得意とし、「最新の正しい医療情報を共有して一緒に考える医療の提供」「できるだけ薬に依存しない治療法の提案」「患者様の負担を減らすための各種日帰り手術の提供」をなどを進める。
子どもたちの未来のために、“まちのお医者さん”をめざしています。