2025年のスギ花粉予想(第一報) → 「非常に多い」
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猛暑?酷暑?が過ぎて、やっと季節が進んで、秋めいてきましたね
そんな時に来年の春のことですから気の早い気がしますが、もう2025年のスギ花粉予想が出ているのです。
結論から先に言いますと、来年は非常に多くのスギ花粉・ヒノキ花粉が飛びそうです
今回の予報は第一報ですが、例年通りであれば、実際に飛散開始するまでには4回(飛散終了までに6回)予報があります。今後予報が変わる可能性はあるのですが、たくさんの花粉が飛ぶという予想は変わらないと思いますので、十分な花粉対策しておいて損はありません。
2025年は2024年と比べて「非常に多い」
日本気象協会の予報でもウェザーニュースの予報でも2025年は去年と比べて「非常に多い(=去年の倍以上)」となっています。昨年の2024年は平年(過去10年の平均)と比べても少ない年でしたので去年のようにはいかないようですね。
2025年は平年と比べて「非常に多い」もしくは「多い」
兵庫県における日本気象協会の予報では、例年(過去10年の平均)と比べて、2025年は「多い(=1.5~2倍)」となっています。ちなみに大阪府は「非常に多い」です。
ウェザーニュースの予報は兵庫県も大阪府も「非常に多い」です。
2025年の近畿地方は過去10年で最高レベルの飛散量
もう忘れているかもですが、2024年のスギ・ヒノキ花粉飛散は少なめだったのですね。大阪市の予報で、去年と比べると4倍、例年との比較でも2倍、の予想になっています。
どうも2025年は花粉の大量飛散の年になりそうです
日本気象協会の情報はこちら →→→ https://tenki.jp/pollen/expectation/
ウェザーニュースの情報はこちら →→→ https://weathernews.jp/s/topics/202409/300075/
2025年は早くからの花粉対策で勝ち組になろう!
今からできる花粉症の治療は3つ!
①免疫療法
免疫療法はアレルギーを根治できる可能性がある唯一の方法です。皮下免疫療法と舌下免疫療法がありますが、効果発現までに時間がかかりますので、出来るだけ早く始めることが必要です。
詳しくは →→→ アレルゲン免疫療法(舌下・皮下免疫療法)
②レーザー治療
アレルギーの薬の効果が不十分であったり、ドライバーさんや受験生など眠気が出たりすると困るような人は検討してみて下さい。また、妊娠中で薬が飲めない人なども対象となります。
詳しくは →→→ 花粉症のレーザー治療
③アレルギー薬の季節前投与
アレルギーの薬は十分な効果が出るまでに1~2週間ぐらいかかります。そのために症状が出てからの使用よりも花粉飛散の2週間前から使い始める方が薬の効果が高まります。
詳しくは →→→ 花粉症の初期治療
この記事を書いた人
わしお耳鼻咽喉科 院長 鷲尾 有司
地域の皆様に少しでも貢献したいという思いを抱き、2011年11月11日に「わしお耳鼻咽喉科」を開院。
アレルギー治療を得意とし、「最新の正しい医療情報を共有して一緒に考える医療の提供」「できるだけ薬に依存しない治療法の提案」「患者様の負担を減らすための各種日帰り手術の提供」をなどを進める。
子どもたちの未来のために、“まちのお医者さん”をめざしています。