2025年のスギ花粉情報、もう準備は出来ましたか? ~インフルエンザ、新型コロナも気を付けて~
目次
今年もそろそろ花粉の季節がやってきます。2025年の花粉飛散はどんな感じなのでしょうか?
どうやら今年は飛散の多い年になりそうです。しっかりと対策をしましょう。また年末年始の状況は脱しましたがインフルエンザの流行にもまだ注意が必要ですし、残念ながらコロナもずーっといますので注意が必要になります
2025年は2024年と比べて「非常に多い」との予想
日本気象協会、ウェザーニュース、どちらも2025年は2024年と比べて非常に多い(2倍以上)予想となっています。今からでもできる十分な対策をしておきましょう。
例年(過去10年平均)と比べても2025年は「多い」もしくは「非常に多い」ようです
日本気象協会では2025年の予想は例年(過去10年平均)と比べて1.5倍から2倍の「多い」、ウェザーニュースでは2倍以上の非常に多い予想となっています。
やはり、やっぱり花粉飛散の多そうな2025年となりそうです。
花粉の飛び始めは2月中旬~下旬の予想
スギ花粉の飛散開始日は例年バレンタインが過ぎたころになります。飛散開始日(初観測日とは異なる花粉の飛び始めとは ~2020年の予想~)の予想は日本気象協会で2月中旬、ウェザーニュースでは2月下旬となっています。
少なくとも花粉飛散開始の2週間前には花粉対策の準備が必要です。まだの人は早めに受診をしましょう。
西宮市でのスギ花粉とヒノキ花粉それぞれの初観測日と飛散開始日
わしお耳鼻咽喉科のある瓦林町は西宮市の中部に位置しますので、太文字にしてあります。
過去5年間で見てみますとスギ花粉の初観測は早くて1月下旬、平均で2月中旬です。また飛散開始は2月下旬が多いようです。また飛散終了は大体4月中旬ですね。一方でヒノキ花粉は2月下旬から3月上旬に観測され始め、3月中旬より本格的に飛散開始しています。飛散の終了は4月下旬から5月上旬のゴールデンウイークのころになるようです。
3月の中旬から4月の上旬はスギ花粉・ヒノキ花粉の両方が混ざるので油断しないようにしましょう。
花粉飛散のピークはスギで3月上旬、ヒノキは4月上旬
過去5年の状況からすると、スギ花粉飛散のピークは3月上旬に迎えることが多いようです。しかし、年によるばらつきがあります。2024年のスギ花粉飛散ピークは3月中旬で飛散量も少なめでした。2025年の予想は昨年の数倍になっています。自然が相手ですので、予想通りにはいかないことを念頭に2月下旬から4月上旬まで注意が必要です。
ヒノキ花粉飛散のピークはスギ花粉ピークの1月後である4月上旬に迎えることが多いようです。2024年は4月上旬にピークがあり、全体的にかなり飛散が少なかったです。ヒノキ花粉も、年によるばらつきがありますので3月下旬から4月下旬まで注意が必要です。できればゴールデンウイークまで注意しておいた方が無難です。
軽い風邪症状はインフルエンザも新型コロナも頭に入れながら花粉対策を
軽いインフルエンザ、軽い新型コロナ(COVID-19)とアレルギー(花粉症)と症状にあまり差がありません。ましてや、もともと花粉症などのアレルギーがある人が新型コロナやインフルエンザに罹った場合はもっと区別がつかなくなってしまいます。(結局、コロナの検査とインフルエンザの検査はどうすればいいの? ~第5類になってから~)
調子が悪くなる前でもアレルギーや花粉症は診断できる場合があり、治療も早めに行った方が効果的になります。まずは専門の病院でキチンと診断をしてもらいましょう。
20-21シーズンのインフルエンザ治療(インフルと新型コロナと風邪、アレルギーも)
この記事を書いた人
わしお耳鼻咽喉科 院長 鷲尾 有司
地域の皆様に少しでも貢献したいという思いを抱き、2011年11月11日に「わしお耳鼻咽喉科」を開院。
アレルギー治療を得意とし、「最新の正しい医療情報を共有して一緒に考える医療の提供」「できるだけ薬に依存しない治療法の提案」「患者様の負担を減らすための各種日帰り手術の提供」をなどを進める。
子どもたちの未来のために、“まちのお医者さん”をめざしています。