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大人もかかるアデノウイルスの症状・治療について

2018-07-05
テーマ:お知らせ

最近になって一気に気温が上がり、暑い日が続いていますね。

こういう暑くなってくる時期は熱中症に要注意です。

また夏かぜと言われるプール熱(アデノウイルス感染症)・ヘルパンギーナ・手足口病が流行し始める時期でもあります。

当クリニック周辺の幼稚園でも一部ではありますが、プール熱(アデノウイルス感染症)が流行しているところもあります。

 

アデノウイルス感染症とは?

アデノウイルス感染症とはその名のとおり、アデノウイルスに感染しておこる病気のことです。

実はアデノウイルスには50種類以上の型が報告されてます。

その型によって発熱(高熱のことが多い)、ノドの痛みなどがでる咽頭炎や扁桃炎、眼の充血、目やになどが出る結膜炎、腹痛や下痢・嘔吐などが起こる胃腸炎など様々な症状が現れます。

中でも「プール熱」と言われる咽頭結膜熱はアデノウイルス3型・4型で発症しやすく、アデノウイルス感染症の3大症状である発熱(高熱)、咽頭痛、結膜炎すべてそろったものです。しかし、3大症状すべてそろわないことも多くありますので、それらをまとめてアデノウイルス感染症と呼んでます。また、結膜炎のみの場合は流行性角結膜炎(はやり目)と呼ばれ、アデノウイルス8型の感染で起こりやすいです。

アデノウイルス感染症の種類について説明しています。アデノウイルスには50種類以上の型があります。発熱(高熱)、ノドの痛み、結膜炎の3つがそろえば咽頭結膜熱(プール熱)になります。こればアデノウイルス3型・4型による感染で起こりやすいです。結膜炎のみの場合は流行性角結膜炎いわゆる流行り目と言われ、アデノウイルス8型に多いと言われています。

 

アデノウイルス感染症の経過と治療

アデノウイルス潜伏期

アデノウイルスは感染してから約5~7日の潜伏期間をおいてから発症します。

すぐには発症しません、感染の疑いのある人と接触すれば「1週間」は要注意です。

アデノウイルスは非常に感染力の強いウイルスです。インフルエンザと同じぐらいの感染力とも言われてます。

感染経路はくしゃみなどによる飛沫感染および便などからの糞口感染がほとんどです。

特にタオルは感染源として非常に重要で感染者との共用は絶対にしないでください。プール熱という名前がついているのもプールの中でうつるというだけでなく、脱衣所でもうつりやすいということです。

アデノウイルス発病期

発熱(高熱が続きやすい)・咽頭痛などの症状があれば検査をしましょう。周りにアデノウイルス疑いの人がいるようならなおさらです。

のどの突き当り(咽頭後壁)が真っ赤になっていたり、扁桃(腺)に白い膿がついていたりするようなら注意が必要です。

アデノウイルス簡易検査がありますので、10分ほどで診断が出来ます。(当クリニックでも検査可能です)

インフルエンザの検査と似ていますが、アデノウイルスは鼻からではなくのどの粘膜もしくは眼(結膜)の粘膜から採取しますので小さなお子さんでも簡単に出来ます。

もし、検査で陽性が出れば、残念ながらアデノウイルス感染症ということになります。

遅れて結膜炎が出てきたりもするので、基本的は咽頭結膜熱(プール熱)と同様の扱いになります。

要するに、しばらくは幼稚園・保育園・学校に行けないことになります。学校保健法上は「主要症状が消失した後、2日を経過するまで出席停止とする」となってます。簡単に言うと「熱が下がって2日間は周りのおともだちにうつすかもしれないので我慢してください」ということです。

 

では「どうすれば、幼稚園・保育園・学校に早く行けるようになりますか?」ですが、残念ながらアデノウイルスをやっつける薬はないので、自分の免疫力でウイルスを退治する方法しかありません。

咽頭痛や発熱の多くは5日前後で回復しますので、その間は最大限の免疫力を発揮できるように栄養をつけて、休息をとるようにしてください。全身状態が悪いようであれば、鎮痛解熱剤を使用することもあります。

特に小さなお子さんは発熱による体液の消失と咽頭痛による水分摂取不足のために脱水状態になることを気をつけましょう。

薬局などに売っている経口補水液でしっかりと水分の補給をしてあげてください。

 

また、アデノウイルスは子どもに多い病気ではありますが、大人にもうつる病気です。治療方法は子どもと同様に薬がありませんので自己免疫力で治すことになります。

大人には学校保健法が適応にはなりませんので、厳密なルールでの出勤停止はありません。事業所での判断によることになります。

 

アデノウイルス回復期

熱が下がっても2日間は自宅でゆっくりしましょう。

登園(校)許可書が必要な場合もありますので、幼稚園・保育園などに確認してみてください。当クリニックでも記入していますので必要であれば、お申し出ください。

登園(校)出来るようになっても、しばらくは便中からウイルスが排泄され続けます。

特に、入浴・プールなどでは熱が下がっても2週間前後は感染する可能性がありますので気をつけましょう。

 

アデノウイルス感染症の経過を説明しています。感染後5~7日間の潜伏期を経て高熱、咽頭痛、結膜炎などの症状で発症します。5日前後で症状は改善しますが、症状軽快後2日は保育園・幼稚園・学校は出席停止となります。またその後も2週間前後は糞便中にウイルスが残っている時期ですので感染のリスクが完全に無くなってはいません。

院内に「夏かぜ」のリーフレットも置いております。

プール熱だけではなく、手足口病やヘルパンギーナについても書いておりますリーフレットです。

ご自由にお持ち帰りください!

わしお通信 2016年7月号も参考にしてみてください!

大人もかかる溶連菌の症状・検査・治療について

2018-06-22
テーマ:お知らせ

お子さんたちの病気で「溶連菌」という病名をよく耳にすることがありますよね。

一般的には冬と春から初夏にかけて2つのピークがあるといわれていますが、他の時期にも感染しないことはないので1年中気を付ける必要がある病気です。

「溶連菌」ってなんでしょう?

溶連菌は溶血性連鎖球菌の略でα溶血とβ溶血するものがあり、β溶血がさらにA~V群(I・J除く)に分かれます。

しかし、一般的にはA群β溶血性連鎖球菌のことを指します。溶連菌が原因で起こる病気の総称を溶連菌感染症と呼び、そのほとんどの原因菌がA群β溶血性連鎖球菌になります。

 

では溶連菌は「かぜ」ですか?

答えはYESの時とNOの時があります。

どうしてでしょう。それは溶連菌ではなく「かぜ」という言葉の方に理由があります。

「かぜ」を教科書的な病名のかぜ症候群という意味で使えば、ウイルス性の上気道炎ということになり、細菌である溶連菌感染症ではないということになります。

しかし、皆さん(医者もそうかもしれませんが)が使っている「かぜ」という言葉は

のどが痛くて鼻水が出て、咳が出て、熱が出てというように原因・病名というより症状を表して使っていることが多いですね。

このような意味での「かぜ」であれば、溶連菌も「かぜ」の一つに含まれるということになります。

実はこの「かぜ」という意味を整理して使うことが治療に関係してきます。「かぜ」の治療に抗生物質を使うことの賛否を言われるようになってきました。

 

「かぜには抗生物質は効かない」という場合の「かぜ」はどちらの意味でしょう?

この場合、 「かぜ」はウイルス性の病気なので抗生物質は効かない という意味で使われています。

でも「かぜに抗生物質が効いた」という経験や話を聞いたこともあると思います。この場合はどうでしょう?

もし、この「かぜ」という意味が溶連菌も含めての意味であれば抗生物質が効いたのは十分理解できますね。

 

「かぜ」は

①ウイルス性上気道炎(かぜ症候群)

②症状をあらわしている言葉でたくさんの病気の集まり

という2種類の意味をわけて、使ってみると病院での治療や診断がわかりやすくなります。

 

溶連菌の健康保菌者???

それではノドが痛くなった場合の原因としての溶連菌はどれぐらい考えるのでしょう?

扁桃炎のうち溶連菌が原因であるのは大人で10%前後、子どもで15~30%ぐらいといわれています。

ノドが痛くなるのは扁桃炎以外でも咽頭炎、喉頭炎などありますので、もっと低い可能性ということになります。

また、溶連菌の特長として健康保菌者と考えがあります。

健康保菌者とは「溶連菌がいているのに症状が出ていない人」のとこをです。インフルエンザやアデノウイルス感染症の場合には考え方ですね。この健康保菌者は15~30%ぐらいいるとされています。

ですので、溶連菌の検査が陽性になっても、もしかしたら原因は別にあるかもしれない場合があるのです。

 

溶連菌感染症の症状は?

ではどんな症状があれば溶連菌を疑うのでしょうか?

代表的な症状は38度以上の急な発熱、ノドの痛みです。3歳未満ではあまり熱はあがらないと言われています。そして1~2日してから体や手足に発疹が出てきたり(猩紅熱)、舌にブツブツが出てきたり(イチゴ舌)します。腹痛や首のリンパが腫れたりすることもあります。

反対に鼻水や咳はあまり出ないのも溶連菌の特長です。

しかし、子どもの場合は元々、鼻水や咳が出ているときに溶連菌のにかかる時も多くありますので注意が必要です。

また、周りに溶連菌の感染者がいれば、もちろん疑わないといけません。潜伏期は2-4日と言われていますので、感染者と接触してからの日数も参考になります。

以上の症状と周囲の状況で、まずは疑います。次にノドの発赤、特に扁桃に白い膿がついていれば、疑いがさらに強くなりますので迅速検査で診断をしましょう。

 

溶連菌の迅速検査

ご存知の人も多いと思いますが、綿棒でノドの菌をこすり取って行います。当院の検査キットなら約5分で検査結果が出る簡単なものです。

Tの所に赤いラインが出れば陽性です(ちなみにCの青いラインは検査がきちんとできていることを意味します)

 

ここでも注意点が実はあります。それは溶連菌の死骸である死菌でも陽性になることがあるのです。また、先ほどの健康保菌者も陽性になります。ということは検査が陽性になっても原因ではないかもしれないということなのです。

ここで重要になってくるのが、症状とノドなどの所見になってきます。やはり疑わしい症状や所見あって、検査が陽性になれば非常に溶連菌感染症である可能性が高くなります。

反対に熱はあるけど、ノドは痛くなかったりノドが赤くなかったりすれば溶連菌が原因ではないかもしれません。

とはいえ検査で陽性になった場合、溶連菌が原因である可能性は十分に考えなければなりませんので、治療を開始いたします。

 

溶連菌の治療は

溶連菌は細菌であるので、抗生物質がよく効く感染症になります。

ペニシリン系の抗生物質を使うことが多く、セフェム系の抗生物質も有効であるとされています。また、ペニシリンンのアレルギーがある人のはマクロライド系の抗生物質を使用します。

割にどんな抗生物質も効果があるということになります。しかし、耐性菌の出現のことを考えると多くの抗生物質を使うことは良くないとされていますので、当院ではアレルギーなどの問題がなければペニシリンを使用しています。

ペニシリンの投与は10日間が推奨されています。少し長めの期間で、この投与期間も様々な意見がありますが、大きな問題がなければ最後まで飲み切りましょう。

ほとんどの場合、飲み始めて1~2日で解熱しますので、治療を開始後24時間経過して解熱していれば通園・通学が可能になります。完全な除菌を目指して、症状が無くなっても最後まで薬は飲みましょう。

しかし、1-2日しても解熱しない場合があります。これはもしかして溶連菌が原因ではないかもしれません。

ですので、当院では3-4日後に一度再診をして効果を認められれば、最後まで飲み切るようにしてもらっています。

 

溶連菌に尿検査は必要???

「溶連菌にかかったら、治った後に尿検査をしましょう」と以前は当院でも尿検査を行っていましたが、最近は行っていません。

元々、尿検査の意味は溶連菌の合併症である急性糸球体腎炎の早期発見が目的でした。

ではどれぐらいの確率で溶連菌後糸球体腎炎が発症するのでしょうか?正確な報告はありませんが、小児人口10万人当たり数人とされています。ようするに現在ではかなり稀な合併症と言えるのです。

また、検査のタイミングも難しいと考えられています。一般的には治癒後2~3週間後に尿検査を行うのですが、残念ながらその後に発症した場合には発見につながらないことになってしまいます。ということは何回も行わなくてはならないのです。

以上のことから尿検査の意義が低くなったとして当院では行っておりません。

しかし、急性糸球体腎炎は低い確率ではありますが合併症になりますので、血尿などの茶色い尿が出ないか、むくんだりして体重が増えたりしないか、などを小児の場合は1か月ほどは注意しておいてください。

 

もう一つの溶連菌感染症に有名な合併症がリウマチ熱です。こちらも年間の発症数が10例以下という非常な稀な状況になっています。ですので、現在はよほどのことがない限り経過観察する状況です。

溶連菌感染症の経過についての説明です。感染後2~4日後に咽頭痛・発熱などの症状で発症します。治療開始後24時間たって症状が改善しておれば、登校・登園可能となります。しかし、完全な除菌を目指すために合計10日間の投薬治療を行います。またその後も合併症である腎炎の発症有無を2~4週間は経過観察します。

溶連菌感染症の経過をまとめてみました。

 

 

 

37度台の微熱でも危険?「かぜ」とインフルエンザについて

2018-01-22
テーマ:お知らせ

先週あたりからインフルエンザが増え始め、今日になって朝からインフルエンザ疑いの人が多くなってきました。

インフルエンザ注意報発令中です。

今年の特徴は例年ならばインフルエンザA型(1月下旬から2月上旬)が流行ってから、B型(2月中旬から下旬)が流行るのに、もうすでにB型も流行しはじめているのことです。

要するにA型もB型も両方とも注意しなくてはいけないということです。ということは、連続でかかってしまう場合や家族でももしかしたら違う型のインフルエンザかもしれない場合があります。

現在の傾向として、幼稚園・保育園・小学校低学年はB型が小学校高学年・中学生・高校生でA型が多く、大人はA型もB型も混ざっている状態です。今後はこの状態が入り乱れていく可能性がありますので十分注意が必要となります。

 

そこで「かぜ」とインフルエンザの違いについて考えてみましょう。

インフルエンザと「かぜ」の症状の違いは?

「かぜとちがって急に高い熱が出て、頭痛筋肉痛ふしぶしに痛みが出てくるのがインフルエンザ」   大正解!!

では、ちょっと意地悪な質問をしてみましょう。

「高い熱がなくて、頭痛や関節痛あまりなかったら、インフルエンザではない」  これは残念ですが不正解

インフルエンザの検査が簡単に出来るようになって、体温が37℃台の微熱や36℃台の平熱と思われる症状であっても

調べてみるとインフルエンザだったということは多くみられます。

もちろん、「かぜ」に比べると頭痛や関節痛の全身症状が強く出ることが多いですが、高熱が必ず出るとは限らないのです。

また、インフルエンザでも前の日の夜は高い熱だったけど朝起きたらちょっと熱が下がったというように一時的に熱が下がることもよく見られます。

 

インフルエンザと「かぜ」の見分け方は?

残念ながら、微熱でもインフルエンザの可能性があるとなると症状で見分けることは難しいと言わざる負えないのです。

ということは検査をしてみないと分からないということです。

ですので

①インフルエンザが流行している時期

②家族や友達など、身近の人にインフルエンザの人がいる場合

                 には 微熱であってもしんどければ 病院に行って検査をしましょう!

 

では、もう一つの質問です。

「かぜ」とはなんでしょう?

医学書には かぜ症候群 という病名があります。「ウイルス性上気道炎」のことであると書いてます。

簡単に言うと  ウイルス性=抗生物質の効かない、上気道炎=鼻からノドの炎症、 となります。

でも、皆さんは本当にこのかぜ症候群ことを「かぜ」と呼んでいるのでしょうか?「鼻かぜ」、「お腹のかぜ」、「かぜ気味」など「かぜ」にもいろいろな言い方があると思います。

結局、一般に使われている「かぜ」というのは「いろんな病気をあつめたもののことをいい、今は検査するほどひどくないので、良くなっていくか経過を見てみる病気」のことを言っているのではないでしょうか。「1~2週間ぐらいで薬を使わなくても治る病気の集まり」とも言えますね。

ということはインフルエンザも薬を使わなくても自分の免疫力で治せる病気でもあるのですから、微熱インフルエンザは「かぜ」の中に含まれていることがありますよね。

感染症 (2)

 

でもやはりインフルエンザは「かぜ」とは違いがあります

①重症化する場合がある

「かぜ」とは違って、重症化することがあります。

脳症や肺炎などに気をつけなければなりません。

免疫力の弱い乳幼児や高齢者、気管支ぜんそくなどの持病を持っている人は気をつけないといけません。

②感染力が強い

一気に感染が広まる可能性があるのがインフルエンザです。学校や幼稚園の学級閉鎖など社会生活に支障が出る可能性があります。

③インフルエンザ専用の薬がある

「かぜ」と違って、専用の治療薬があります。しかし、この薬はインフルエンザウイルスを退治する(治す)のではないのです。インフルエンザが増えるのをおさえる薬なのです。ですから、増えきってしまう前の48時間以内に使わないと効果的ではなくなってしまいます。(使わないから治らないということではありません)

抗インフルエンザ薬でインフルエンザの増殖を抑えて、今いるインフルエンザウイルスは自分の免疫力で退治することで治すのです。

ということは早く治るためには 「自分の免疫力(抵抗力) + 抗インフルエンザ薬」 両方がそろうことが大切になります。どちらか一つでも弱いと治るのに時間がかかってしまうことになります。(重症化しなければ、時間をかければ自分の免疫力だけでもほとんど治ってしまうとも言えます)

 

やはり、インフルエンザの可能性があれば、検査をしてちょっとでも早く治療した方がよいことになります。

当院では発症早期(発症12時間以内)でもインフルエンザウイルスを検出しやすい「インフルエンザ高感度検出装置」を採用しております。

昨年の実績ですが、この検査機を使用することで12時間以内のインフルエンザ疑いの人で45%、発症3時間以内でも38%の人に陽性が出ました。このことから「半日待たないと検査は出ない」は正しくないことがわかります。

「インフルエンザは早く治療を始めた方が早く治りやすい」ので、やはり検査も早くやった方がいいでしょう。

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「インフルエンザかな?」と思ったら、早めに受診を

そろそろインフルエンザが・・・

2018-01-16
テーマ:お知らせ

1月に入って少しずつではありますが、インフルエンザの患者さんがみられてきました。

1月5日から1月15日までの診察でA型インフルエンザが7人、B型インフルエンザが8人です。

一日に2人程度ですのでまだまだ流行といった状況ではありませんでしたが、今日になってA型インフルエンザが2人、B型インフルエンザが5人と多くなってきました。

まだまだ数も少ないく多い年齢があるわけではないので、学校や幼稚園・保育園での感染よりも家族間での感染が多いことを考えます。今後、学校などでの感染が多くなることが予想され、流行につながっていくことを想定いたします。

 

手洗い・マスクによる予防をいたしましょう。また部屋の加湿もインフルエンザウイルス対策として有効です。

残念ながら、インフルエンザウイルスが20~30分で粘膜内に侵入するためにインフルエンザ予防にうがいは効果的ではありませんが、「かぜ」予防には有効ですので行いましょう。

 

時間が早いと検査では陽性に出ないの?

「発熱してからあまり時間がたっていないから出ないかも・・・」といことで遅めに来られたり、検査をしなかったりということが見受けられます。

はたして本当にそうでしょうか?

昨年当院で、念のため・・・などの理由も含めてインフルエンザを疑った人の中で12時間以内で検査した人はどれぐらい陽性になったかを調べてみました。

実は45%の人が検査で陽性、すなわちインフルエンザだったのです。

発熱後3時間以内で検査した人でも陽性率は38%でした。また、12時間以内の検査で陰性でしたが、熱が続くために再検査した人の中で陽性だったのは2人でした。

「発熱してから」というのは、実際には「発熱に気づいてから」という意味でもあることも影響しているのでしょう。

「12時間以上経過しないと検査はでない」というのは誤解なのです。もちろん最も陽性になりやすいのは発症後24~48時間ではありますが、12時間以内は出ないのではなくて少し出にくいという意味になります。

インフルエンザ高感度検出装置

当院ではさらに発症12時間以内の検出率を向上するために、発症早期からでもインフルエンザウイルスを検出可能な高感度インフルエンザ検出装置で検査を実施しております。

 

加えて

インフルエンザの薬はウイルスを退治する薬ではなくて、増えるのを抑える効果ですので出来るだけ早く使った方が効果的です。

(増えきってからでは効果が期待できないのです。ですから増えきる前である発症48時間以内にしか投与しません)

そのことからも、検査を「待たずに早く目に」行った方がいいでしょう

 

早くインフルエンザを見つけて、早く治療しましょう!

 

わしお耳鼻咽喉科 TEL: 0798-56-8733 兵庫県西宮市瓦林町20-13
【診察】午前8:45~12:00 午後15:45~19:00【休診日】水曜と土曜の午後 日曜・祝日